だんしんきょう 平成28年 7月号

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高知県檀信徒協議会長
氏次 邦臣
 
 第63回日蓮宗全国檀信徒協議会総会が5月18日に京都市大本山妙顯寺(三田村日正貫首)で開催されました。総会終了後には檀信徒有志39人による日蓮聖人ご遊学の聖地・滋賀県横川定光院などへの団体参拝と研修が1泊2日で行われました。
 妙顯寺からバスで宿泊する滋賀県大津市のホテルに移動。午後7時から懇親会が開かれました。同じテーブルに着いた他管区の檀信徒協議会長から、それぞれの地区の行事やお寺の出来事を聞いたりする貴重なひと時を過ごしました。懇親会終了後も、それぞれの部屋に集まって、お寺のことを中心に、昔を語り、今を語る思い出の一夜となりました。私は愛媛の西川喜一郎会長、京都2部の向井義昶会長と語り明かしました。
 私は今回で総会は8回目の参加になります。総会後の研修団体参拝は4回目です。出席の顔ぶれを見ると懐かしい人が大勢います。同信の人たちと元気で再会できたことを嬉しく感じます。総会後の団参を企画してくれた池上幸保会長の配慮には感謝でいっぱいです。
 翌19日は団参の日です。天候は気持ちのよい新緑の晴天となりました。参加者一同の信仰の心が天に通じたものと思い、「ありがとう。今日一日、全員無事で参拝できますように。南無妙法蓮華経」とお唱えしました。池上会長、随行していただいた宗務院伝道部のみなさん、運転手の方、多くの人に支えられて今日の日の団参があるのだと思うと、すべての人に感謝し、すべての人を拝まなくてはと改めて思いました。
 私は骨折した足や持病の心臓病を心配しながらの参加でした。皆さんから至れりつくせりのご配慮をいただきました。横川定光院では橋本一妙主監から素晴らしいお話を聞かせてもらいました。最後に記念の品々を配布いただき、本当に感謝感謝の2日間でした。人は人に支えられて生かされるもの。生きている今を浄土とするもしないも人次第だと、つくづく感じました。
 今回も高知県の代表として総会・団参研修に参加させてもらい、勉強になりました。日蓮宗寺院の総代として、世のため、人さまのため、お寺のため、ひいては家族や自分の幸せのために精進していきたいと思います。団参に行くたび、なにか1つでもよいことを人に伝え、親切に教えてあげたいと、いつも思っています。
 
 6月4日は地元・高知で、宗務所(渡邊泰秀所長)主催の管区総代研修会に参加しました。今回の会場は南国市蔵福寺(齊藤隨理住職)でした。会議の議題の一つに、全国檀信徒協議会総会の報告があり、私が会長として報告を行い、2日間で学んだこと、感じたことをお話ししました。この経験の素晴らしさが檀信徒に伝わり、何かのきっかけとなって信仰を深め、日蓮聖人の願いである立正安国へ精進していただければ幸いです。

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