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日蓮宗全国檀信徒協議会

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記事公開日:

だんしんきょう 平成29年 2月号

開催日: 2017年02月01日

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伝統行事を通じて

全国檀信徒協議会副会長
大阪府大阪市檀信徒協議会会長
武田 家治 氏

 大阪府内の日蓮宗信仰といえば、北摂の「能勢の妙見さん」で親しまれる能勢妙見山が有名です。その妙見山と双璧をなすのが日蓮宗の伝統行事、江戸中期の享保6年(1721)に始まる大阪市指定無形民俗文化財「正蓮寺の川施餓鬼」です。

 大阪の夏をしめくくる風物詩として、天神祭のおよそ1ヵ月後、8月26日に此花区の日蓮宗寺院・正蓮寺で川施餓鬼法要が営まれます。かつては天神祭を彷彿とさせる盛大な船祭りとして「仏さんの天神祭」とも呼ばれ、「暑い暑いは天神祭、暑い暑いも施餓鬼まで」と大阪の市民に親しまれています。また、俳句では初秋を表す季語になっています。
 川は他界へと通じる道です。正蓮寺祖師堂に安置される海中出現日蓮大聖人像が、海中で衆生を救われた功徳を継承するため、伝法の川施餓鬼が始められたとされます。従来は近くを流れる正蓮寺川で営まれていましたが、昭和42年(1967)からは新淀川で実施されるようになりました。行事は、午前中に正蓮寺本堂で新盆会特別法要、信徒らによるうちわ太鼓を叩いての唱題行脚があります。午後からは塔婆・経木の受付、法話・説教、稚児大法要、焼香と続きます。午後3時には、お題目を背中に記した法被を着込んだ信徒や町内の若者によって御輿船が担がれ街中を練ります。新淀川閘門繋船場に着くと御輿を船に乗せ、この船をを先頭に約10隻の船で船渡御を行います。川の中央まで出ると導師が舳先で読経しながら水溶性経木を流し、続いて参列者も経木を川に投じていきます。
 正蓮寺川で行われていたころの拝観記によれば、川の両側に笹を結い付けた経木棚が並び、数多くの拝観船も出て、投じられた経木で川面が埋まったそうです。現在の開催場所の新淀川は幅400㍍の大川で、大型船も就航し船団も安定しています。檀信徒をはじめ遠近からの参列者は爽やかな川風を受け、船上での唱題は萬霊供養への一心で合掌を行います。以上が、川施餓鬼の概要です。この川施餓鬼は300年の歳月を経て、伝統行事と呼ばれるようになりました。次の世代へ次の世代へとつないでいくことで伝統が育まれたのでしょう。そこにはたくさんの人の縁があったことでしょう。ご縁で連綿とつながってきた「正蓮寺の川施餓鬼」。全国の読者の皆さんにぜひ参拝してもらい、大阪の伝統法華文化を肌で感じてください。よろしくお願いします。
 たまたま大阪の伝統行事を紹介させていただきましたが、皆さまの地方でもそれぞれ伝統行事、仏教行事があると思います。ぜひ皆さま、特に檀信徒のご協力をお願いいたします。それでなければ後世に伝承できないと思います。また、伝統行事は無論、信仰も先祖代々受け継がれ、われわれとしても後世に伝承しなければなりません。われわれはあくまでも、今の時代のバトンランナーです。ぜひ行事や信仰を伝承しようではありませんか。よろしく皆さまの協力をお願いいたします。 

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