お盆のお飾り完成✨️鬼灯(ホオズキ)を飾る理由

見てください、この立派な鬼灯(ほおずき)。

こちらは宮崎県のお花屋さんから、妙法寺へお送りいただいたものです。

先日のYouTubeで、境内に鬼灯を植えた様子をご覧になり
「今年は先代住職の初盆なので、ちょうどいいかと思って」と
こんなにたくさん送ってくださいました。

本当にありがたいことです。

ところで、なぜお盆には鬼灯をお供えするのでしょうか。

鬼灯は、赤く膨らんだ姿が小さな提灯のように見えることから
お盆に帰ってくるご先祖さまの足元を照らす「灯り」や
帰る場所を知らせる「目印」に見立てられてきたといわれています。
仏壇や盆棚に鬼灯を飾るのも、そうした意味からです。

また鬼灯には、古くから魔除けや病除けの縁起物として扱われてきた一面もあります。

もともと鬼灯は薬草として利用されてきた歴史があり
その薬効にあやかって無病息災を願ったり
玄関などに飾って災いが家の中へ入らないよう願ったりする風習が伝えられています。
つまり「鬼」という字が付いているから魔を追い払うというよりも
古くから人々が鬼灯に「災いを遠ざけ、家を守るもの」という願いを重ねてきた
と考えるほうが正確なようです。

そして何より、お盆の鬼灯は「灯り」。

「どうぞ迷わず、ここへ来てください」

そんな迎える側の想いを、昔の人はこの小さな赤い灯りに託したのでしょう。

……しかし、これだけたくさん灯りがあると、妙法寺は少々明るすぎます。

火事にならないか心配なくらいです(笑)。

もちろん燃えませんので、ご安心ください。

今年は先代住職の初盆。

遠く宮崎から届いたたくさんの鬼灯が、本堂を明るく彩ってくれています。

距離は遠くても、誰かを想う心は届く。

鬼灯そのものよりも、そこに込めてくださったお気持ちが、何よりありがたいお供えとなりました。

心より御礼申し上げます。

※鬼灯とお盆の由来については、仏事資料および植物・民俗に関する資料を参考にしています。
鬼灯を盆提灯に見立てる風習、魔除け・病除けとして扱われてきた伝承などには、地域による違いや諸説があります。

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