だんしんきょう 平成26年 5月号

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「第61回日蓮宗全国檀信徒協議会総会」が今月の17日土曜日に日蓮宗宗務院で開催されます。
 昨年の総会で池上幸保氏(大本山池上本門寺総代)が新たに会長に就任して以来、日蓮宗全国檀信徒協議会(以下、全国檀信協)は、従来の運営を踏 襲しながらも新たな取り組みを行ってきました。昨年からは、この「だんしんきょう」のコーナーを日蓮宗新聞に掲載し、教区会長や管区会長などの檀 信徒の代表者に活動や、お寺や檀信徒に望むもの、自らの信仰など自由に報告いただいております。また全国会長らの互いの信仰を確かめ合い、懇親を 深めるために、総会終了後に「小松原法難750年団体参拝」を開催し、千葉県鴨川市の本山鏡忍寺と小湊大本山誕生寺を参拝しました。総会で目標の 共有を確認しただけでなく、実際に日蓮聖人ゆかりの霊跡などを参拝し、信仰を分かち合えたことは、本当に実りあることでした。
 今年の総会では、出席者が宗門運動への理解を深め各管区へ持ち帰ることを目的として開催します。宗門運動についての研修や教区の檀信徒協議会の 活動報告などを行うことを予定しています。
 そして今回は、総会終了後に「大本山池上本門寺・本山大坊本行寺団体参拝研修」を開催します。研修内容は、池上本門寺での御開帳法要・懇親会・ 朝勤参列・境内散策、大坊本行寺での御開帳法要などを予定しています。日蓮聖人ご入滅の霊場である池上の地で学ぶことにより、参加の方々に、より 一層信仰を深めていっていただければと考えております。
 平成26年度が始まり、宗門運動『立正安国・お題目結縁運動』第2期育成活動がいよいよ最終年を迎え、今年度の布教方針が「合掌~檀信徒のくら しの中に根づかせる」に決まりました。菩提寺の住職・副住職といった僧侶の方々から伝えられた〝合掌の心〟に触れ、私たち檀信徒も意識を高めてい かなければなりません。合掌礼を実践し、合掌を社会に弘めることが、敬いの心を育て、安穏な社会づくり、人づくりへと繋がっていくのです。
 平成33年に迎える「宗祖御降誕800年」に向けて、私ども全国檀信協も宗門運動『立正安国・お題目結縁運動』の推進に一役をかっていきたいと 考えています。檀信徒一人ひとりが宗門運動の担い手でありますので、合掌がくらしの中に根づき、安穏な社会が実現するよう、宗門と協力し僧侶檀信 徒一体となって、社会における合掌の普及に努めていきたいと思います。
     檀信徒協議会事務局
 

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