全国檀信徒協議会副会長
大阪府大阪市檀信徒協議会会長
武田家治 氏
まず檀信協の平成27年度の活動計画は、①宗門運動「立正安国・お題目結縁運動」第3期開花活動支援 ②本山護持顕彰 ③教区管区檀信徒協議会総会・檀信徒研修道場開催促進 ④檀信徒活動支援 ⑤全国檀信徒協議会ホームページ運用 ⑥冊子『合掌』頒布(平成27年度布教方針「合掌~組織で動く」の副読本として頒布) ⑦日蓮宗新聞コラム「だんしんきょう~全国檀信徒協議会だより」に記事掲載と新聞拡販に協力 ⑧日蓮聖人降誕800年事業に協力・支援 以上8項目が活動内容です。今後、当分この活動内容は変わらないと思われます。
この内容に沿って私も副会長として活動してきました。地元近畿では、春秋に横川定光院の法要や宗祖日蓮大聖人高野山ご遊学史跡顕彰法要(和歌山県・高野山五坊寂靜院本堂)に参列しました。全国檀信協総会後の本山護持顕彰団体参拝旅行(仙台市本山孝勝寺など)も思い出深いものとなりました。戦後70年の節目に広島原爆死没者追善供養並世界立正平和祈願法要に参列でき、平和への祈りを捧げることができたのはなによりでした。さまざまな活動のなかで、特に感銘を受けたのは、全国檀信協常任委員会(熊本県・本妙寺)後に視察した寺フェスでした。
寺フェスでは、本妙寺を中心にさまざまなイベントが開催され、たくさんの屋台が並びました。のべ5万人が訪れたそうです。これも人と人とのつながり、つまり縁です。お題目の縁が結ばれたものと思うと、素晴らしいのひとことにつきました。わが宗門においては、池上本門寺のお会式、雑司ヶ谷の鬼子母神など、縁づくりができている寺院もたくさんあります。もっと、もっと、熊本の寺フェスを参考に縁づくりの催しが広がっていけばと考えます。
宗門では、宗祖降誕800年に向かって、いろいろな活動を行っています。この活動・「立正安国・お題目結縁運動」への積極的な参画が大切だと私は考えます。私の72年間の人生の中で、縁がすべてだといってもいいくらい重要な部分を占めていました。この世に生まれたのも、両親との関わりも、妻と知り合ったこと、学校関係、そして友人たち。関わったものすべてが縁だと思っています。病気のとき良い先生・病院に出会うのも縁でしょう。このように、良い縁を導いてくださるのがお題目ではないでしょうか。
みんなで良い縁が授かるようお題目を唱えましょう。