このたび当山では、令和9年(2027)1月発行予定の寺報『法住』を「創刊第50号記念特集号」として企画し、編集も最終段階に入りました。
本誌は、宗祖日蓮聖人(1222~1282)の第700遠忌を翌年に控えた昭和55年(1980)12月に要傳寺護持会より発刊され、年2回発行された年もあるので、750遠忌を迎える前に創刊50号を達成します。
創刊当時の国内外の出来事としては、「日の丸(日章旗)」の国旗制定百年、日本の自動車生産台数が世界一を記録、大平正芳首相急逝による衆議院ハプニング解散、読売ジャイアンツの王貞治が通算本塁打868本の世界記録を達成し現役を引退、歌手の山口百恵が三浦友和と婚約し芸能界を引退、松田聖子が「裸足の季節」でデビュー、ビートたけしらが牽引した漫才ブーム到来、英国のロックバンド・ビートルズのジョン・レノン射殺など、政治・経済・文化・スポーツ・芸能の各方面で動きのあった年でした。
宗門においては、日蓮聖人第700遠忌報恩奉行の宗徒総決起の年に入り、全宗門あげて事業・行事・教宣活動の三部門を中核に報恩奉行の運動が全国的展開をみせます。
当山でも、『法住』創刊の翌年、昭和56年(1981)には、日蓮聖人第700遠忌報恩特集号が編まれ、昭和59年(1984)には700遠忌事業を受け継いだ特別号として要傳寺の由緒・歴史を一冊に纏めた寺誌が発刊されます。
その後も、平成15年(2003)には、日蓮聖人立教開宗750記念号(26号)、平成23年(2011)には要傳寺開闢400年記念号(34号)、平成25年(2013)には法燈継承記念号(36号)、平成28年(2016)には戦後70年特集号(39号)、令和4年(2022)には日蓮聖人降誕800年慶讃記念号(45号)など節目節目に特集も組まれ、また歴代住職の追悼号には、宗門内外・檀信徒有縁の皆様より数多くのご寄稿を頂戴しました。
この間、日蓮聖人立教開宗750年正当の平成15年(2003)には初のカラー刷りとなる26号が、また現董住職代最初の発行となった平成26年(2014)には初版の2倍にあたる総ページ数16頁組の37号が誕生し、今日に至ります。
これからも本誌は、要傳寺の由緒・歴史、仏教の基礎知識や日蓮宗の教義、仏事の基本をはじめ、寺の年中行事のお知らせや事業案内、寺や檀信徒の近況報告など、寺檀の交流媒体として情報発信に努めてまいります。
今後とも引き続き宜しくお願い申し上げます。
なお、本号の目次は下記の通り。
『法住』初代編集長・今野幸子氏からは要傳寺との結縁と『法住』に記録された寺檀の歴史を振り返る玉稿を、開基檀徒のご子孫・井上徳之氏からはNHK大河ドラマ『徳川慶喜』にも登場した井上義斐(いのうえ よしあや/井上元七郎茂輔、1817-1881)ら井上家の人々に関する評伝を、本誌に長らく連載をいただいてきた伊藤明恭氏のご子息・伊藤秀明氏からはインド仏跡巡礼の旅行記を、それぞれお寄せいただきました。
ほかにも団参旅行記、家族の思い出などなど総頁数40ページを超える充実した内容となります。
年末にはお手許にお届けできるかと存じますので、是非、ご一読ください。
記
奉納 要傳寺旧伽藍立体模型…三田秀久
この頃思うこと…筆頭総代 矢野利男
『法住』五十号記念誌発行にあたって…護持会会長 西岡康弘
『法住』半世紀の歩み…住職 髙森大乗
要傳寺様にご縁を頂いておおよそ半世紀…初代編集長 今野幸子
要傳寺檀徒の系譜(その5)井上家先祖のこと~江戸初期から幕末まで~…開基檀越 井上徳之
要傳寺の過去帳について…住職 髙森大乗
インド仏跡巡礼…伊藤秀明
新潟護法参拝団に参加して…吉川武子
我が子からの学び ~沖縄と池上の景色から彼を偲びながら~…総代 風見 章
父を偲ぶ一枚…松岡悦子
櫻中院妙容日泰大姉様を偲んで…髙橋妙子
東京藝術大学DOORプロジェクト要傳寺ドキュメンタリー「傳える」
積功累徳
護持会会計報告
お便りコーナー…青木徹・山口桂子・風見章
訃報 世話人 尾島章介氏逝去
彙報
編集後記
『法住』既刊号総目次
井上義斐(元七郎茂輔)の名が記された箱館奉行「函府人名録」(井上徳之氏提供)
※本誌既刊号(バックナンバー)の総目次(Microsoft Excel版)は、コチラからダウンロードの上、ご覧いただけます。




