「日蓮の情報網と連絡網」論文2点発表

開催日:2000年09月15日

 髙森大乗稿「日蓮の情報網と連絡網-門弟と書簡の往来を分析する-」が『印度学仏教学研究』49巻1号に、「日蓮の情報網と連絡網-日蓮の手紙、日蓮への手紙-」が『宗教研究』74巻4輯にそれぞれ掲載されました。
 日蓮聖人は、鎌倉時代を生きた祖師のひとりですが、昔のこととは思えないほど高度なネットワークを形成していました。そのことは、数多く残されている著作や書状の書誌学的情報およびその内容から具に分析が可能となります。
 門弟が日蓮聖人に対していかなる連絡・伝達を行ったかを考察することで、聖人と門弟との間に構築された情報網の実態が明らかとなり、日蓮聖人が門弟にいかなる連絡・伝達を行ったかを考察することで、聖人と門弟との間に構築された連絡網の実態が明らかとなるわけです。
 「日蓮聖人の情報網と連絡網-門弟と書簡の往来を分析する-」は、日本印度学仏教学会第51回学術大会(東洋大学、2000年9月3日)にて、「日蓮の情報網と連絡網-日蓮の手紙、日蓮への手紙-」は、日本宗教学会第59回学術大会(駒沢大学、2000年9月15日)にて発表したものとなります。

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