【推薦図書】小泉八雲著『神国日本』(毎日ワンズ、2026年)

 以前、当山サイトのコチラのページでも紹介した小泉八雲ことパトリック・ラフカディオ・ハーン絶筆の手記『神国日本』は、平凡社版が出版されて半世紀、ながらく入手が困難であったが、このたび毎日ワンズより田部隆次・戸川明三共訳の小泉八雲著『神国日本』(ISBN 978-4-909447-37-1)として新たに発刊された。
 当時の日本人にとっては、ごく当たり前の営みであったが故に、そのすばらしさを自覚していなったこの国の崇高な精神性と品格を絶賛したのは、パトリック・ラフカディオ・ハーンやエドワード・シルヴェスター・モースといった明治最初期に来日した欧米人たちであった。
 近代に染まる寸前のこの国の姿、今日の我々が忘失しかけている日本人の誇るべき国民性を西洋人の視座から論じた『神国日本』は、日本人の死生観や宗教観・神観念を洞察し、天皇制のタブーにまで言及した壮大な日本論といえる。
 当山住職も、法要・法事の砌にしばしば紹介するハーンの手記、是非手にとってみては如何であろうか。
 以下に本書の目次を紹介する。
本書に寄せて/序/第一章 日本の魅力/第二章 上代の祭祀/第三章 家々の宗教/第四章 社会の祭祀/第五章 神道の発展/第六章 日本における禁制/第七章 仏教伝来/第八章 古えの制度/第九章 忠義という宗教/第十章 キリシタンという禍/第十一章 美しき日本婦人/第十二章 神道の復活/第十三章 武士の興隆/後書き/解説

ラフカディオ・ハーンと妻の小泉せつ

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