先日、こんな質問をいただきました。
「お盆には、きゅうりで馬を作って、なすで牛を作りますよね。
馬は“ご先祖さまに早く来てもらう”、牛は“ゆっくり帰ってもらう”って意味だと聞きました。
だったら13日の迎え日は馬だけ、16日の送り日は牛だけ置くのが正しいんじゃないですか?
でも、うちでは最初から両方並べてるんです。これ…間違いですか?」
――では、詳しく説明しますね。
まず、きゅうりの馬。これは速いです。
サラブレッドも真っ青のスピード。
ご先祖さまも「よっしゃ、今年も家に行くぞ!」と、風を切ってやってきます。
そして、なすの牛。これはもう…のんびりです。
牛歩戦術なんて言葉がありますが、歩くのが遅いのは得意技。
名残惜しく、最後の一歩まで家の前で振り返りながら帰っていきます。
この意味だけを考えれば、「13日は馬、16日は牛」…理屈は確かにそうなんです。
ですが、実際のところ、多くの地域では最初から両方並べるんです。
なぜかというと…
「来るときも帰るときも準備はバッチリしてますよ」という、いわば国賓対応なんです。
「行きのタクシーも帰りの送迎車も用意してますから、安心して滞在してください」っていう、超・おもてなし精神ですね。
しかも、お盆の間はずっと家にいらっしゃるわけですから、
13日に馬しかなかったら、ご先祖さまも「帰りの牛、用意してないんかい!」とツッコミたくなるかもしれません(笑)。
結論を言えば、
どちらも正しいんです。
日付で分けてもいいし、最初から並べてもいい。
大事なのは「形」ではなく「心」。
きゅうり馬となす牛は、どちらも「あなたに会いたかった」「ずっといてほしい」という私たちの気持ちを形にしたものです。
この心があれば、ご先祖さまは笑顔でやってきて、笑顔で帰ってくださいます。
そして、このテーマに関連して、YouTubeで「お盆に先祖は帰ってこない」というタイトルの動画も出しています。
少し矛盾を感じるかもしれませんが、とても興味深い内容になっていますので、ぜひそちらもご覧ください。
■↓お盆に先祖は帰ってくるわけではない↓
https://youtu.be/nMOb00_IdCk


