Q、お墓へのお供えは、色花?それとも樒?

この記事は最終更新日から1年以上経過しています。
記事の内容やリンク先については現在と状況が異なる場合がありますのでご注意ください。

最近、よく檀信徒の皆様から聞かれる質問です。最初に答えから言いますと、「どちらでも良いですよ!」となります。
 樒(しきみ)は、そもそも土葬をしていた頃、野犬や動物にお墓の遺体を荒らされないように、毒のある樒を遺体に重ねて葬ったのが始まりです。
「葬(そう)」と言う字がそれを表し、遺体をあらわす「死」と言う字を「樒」である「草」で上と下を挟んで葬っている様子が字となっています。また、樒は長く青々とした状態を保つので、好んでお墓にお供えされてきました。

 一方、色花は古来より、お供え物の最上に位置され、香りも見た目も良い姿は、お参りした私たち自身の心まで癒やしてくれます。ただ難点は、色花は長持ちがせず、すぐに見た目が悪くなってしまうところです。
 これらの事を考慮して、樒と色花を上手に使い分けてお供え下さればと思います♪
 

この記事は最終更新日から1年以上経過しています。
記事の内容やリンク先については現在と状況が異なる場合がありますのでご注意ください。

一覧へ