だんしんきょう 平成25年 11月号

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 最近、若者の異常と思える行動や凶悪犯罪が増えています。また、うつ病やひきこもりなどの精神的弱さの病気も多くなっています。そして「亡くなった人のお葬式をしない」、「遺骨は山や海などへ散骨するのでお墓はいらない」、「お寺もいらない」などと言う人もいます。
 若者には宗教心がなくなったように言われています。しかし、お盆には都会から地方への民族大移動のように多くの人たちが帰省し、先祖を迎え、また合わせてお墓参りをしています。正月には多くの若者が神社やお寺に初詣に出かけます。結婚式も神社や教会、もちろん寺院で挙げる人がほとんどです。決して宗教心がないとは思えません。
 正しい宗教心を若者に持たせるには私たちが毎日の生活のなかで宗教行事をしっかりと行い、一生に行動し教えていくことが大切なのではないでしょうか。そして私たち自身が法華経と日蓮聖人の生き方を学び、生活のなかで実践することによって若者の手本となる生き方を示し伝えていくことが必要です。
 寺院でも若者の集まる機会をつくり、法華経、日蓮聖人の教えを根気強く伝えていく必要があります。
 信仰は安穏な心が得られ、人生の苦難も自分を育てる良薬であることを若者に伝えることが私たちの役目と思います。
 
 山形県檀信徒協議会の今年の事業は、7月29日に総会を開催し、前年度の事業・決算報告と今年度の事業計画・予算を審議可決しました。その後、恒例の研修会では「宗門運動について」妙玄寺住職の久松玄徳師の講演を聞き、宗門運動の理解を深めました。懇親会では僧侶と会員間の情報交換や親睦を深めました。
 2つ目は宗務所主催の「立正安国・お題目結縁運動 いのちに合掌」村山地区大会が10月5日に行われ、参加しました。この大会は7年前から地区回りで毎年、開催されている行事です。「お題結縁運動(宗門運動)について」青森県の田端義宏師の笑いあり、頷きありの楽しくわかりやすいお話を聞き、運動の内容を再確認することができました。
 その後、宗祖御報恩大法要、東日本大震災の回向と復興へ向けて誓いを新たにしました。そして和讃の研修と奉唱を行い、閉会となりました。
 また今後開かれる、東北教区檀信徒研修道場に参加します。大震災のために3年ぶりに山形県で開催となります。初日の第1講は「檀信徒としての「宗門運動」と題して全国檀信徒協議会池上幸保会長の講話があり、第2講は「お題目と信仰生活」、第3講は「唱題行・祈りと供養」、その後、全員で懇親会を行います。2日目は難病で両手が不自由な伊藤あさみさんの「やればできる! 母からもらった命と勇気」と題しての講演、そして実技も行う予定です。
 

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