檀信徒協議会とは!?

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 日蓮宗には全国74ヶ所に宗務所という地方活動の拠点があります。その全国74管区から選出された檀信徒協議会会長と身延山久遠寺法主推薦の委員によって組織されている団体が日蓮宗全国檀信徒協議会(以下、全国檀信協)です。全国檀信協には会長・副会長・11教区より選出の常任委員・会計・監事の役員が置かれ、1年に1度総会を開催しています。宗務院・宗務所と協力し僧俗一体となって、お釈迦さま、日蓮大聖人が説かれた法華経の教えを弘めていくことを目的としています。
 活動内容としては、身延山久遠寺をはじめとする霊跡や由緒寺院の顕彰参拝、宗門運動「立正安国・お題目結縁運動」などに関して協議することに加え、発行図書や機関紙の頒布等の実働実務といったものがあります。現在、全国檀信協が発行しております図書は「檀信徒のこころえ Vol.2」です。これは、宗門運動の解説に加え、宗徒の信条など檀信徒の在り方に触れた内容となっています。また、機関紙「だんしんきょう」に関しては、今年度まで年1回発刊していましたが、平成25年1月より『日蓮宗新聞』に「だんしんきょう~全国檀信徒協議会だより~」と題し毎月1日号に掲載しています。今後は、各管区檀信徒協議会の活動の紹介や、各管区檀信徒協議会会長からの次世代へ向けた提言等の内容を掲載致しますのでご期待下さい。
 平成23年3月に発生した東日本大震災では、ご存じの通り多くの家屋が倒壊、流失あるいは焼失しました。その際、被災地より「仏壇や念珠も流されてしまったので、お墓参りをすることができない。」という声が多く寄せられました。そこで、全国檀信協では平成23年7月末、8月のお盆に間に合うよう、念珠3千連を福島・宮城・岩手の東北3県宗務所の協力のもと被災された檀信徒の方々のお手元に届けさせて頂きました。これは各管区檀信徒協議会を通した全国檀信徒の真心が形に表れたものでありました。このように、従来の事業に加え、重大な災害が起きてしまった際には宗門と協力し、被災地支援を行なっています。
全国檀信協は、宗門運動「立正安国・お題目結縁運動」推進のため宗門と力を合わせて参りますが、檀信徒の皆さま1人ひとりが主役ですので、安穏な世界を作るために、ともに「お題目の種」をまき育てていきましょう。
 
 
 
 

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