会長新年ごあいさつ

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謹賀新年

 平成25年癸巳年を迎え、心身を引き締めお慶び申し上げます。
昨年はイタリア、ロシア、アメリカ、中国、韓国、日本等世界の主要国のトップが一斉に交代したことは、近年無かったことで政治的にも経済的にも世界が揺れ動いている現れであります。
我が国もこの20年、経済も世相も人心もかつての成長の勢いは感じられません。
幾多の苦難を乗り越え先進国としての誇りと襟度を堅持した日本国を再び確立いたしたいと願うのであります。
 一昨年の東北大震災でも日本人の見せた仏教国の心意気、態度等は世界の多くの国々の賞賛を得られた行動であります。
我々は日蓮大聖人の御心を一人でも多くの方々に理解して頂きたい、その同士を檀信徒の皆さんに呼びかけたいと思っております。
特に若い人達の信仰離れ、寺離れ、親離れの世相を僧俗一体となり、良き時代の精神に戻し、暖かい絆で結ばれる社会にしていきたい、と願っております。
 日蓮宗では、日本全国に5千有余の寺院があり若い同世代の僧侶が青年会を作り僧侶としての修行と宗門強化の意気に燃えています。
この有志達と、私達、日蓮宗檀信徒協議会青年部が宗門の御指導を頂きつつ連携を進めていきたいと思っております。
現在、全国の寺院では100団体程度が活動していますが、日蓮宗5200ヶ寺すべてに青年会の結成と実働を呼びかけて参りたいと存じます。
 青年会活動に参加することにより、地域の活性化、お寺(菩提寺)の活性化等、仲間意識の楽しさ、充実感を味わう機会を持つことも、信仰増進の貴重な体験になるでありましょう。
 ご承知の通り日蓮宗檀信徒協議会は、宗門の応援団であります。尚一層の活動の展開を期して、皆様方の御協力御指導をお願い申し上げ、ご挨拶とさせていただきます。

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