5月20日福知山市常照寺にて日蓮大聖人御降誕八百年慶讃記念 常照寺本堂全面修復落慶音楽大法要が行われた。
5月とは思えない強い日差しの下、慶讃法要に先立ち千葉県大本山法華経寺御貫首新井日湛猊下より記念法話が行われた。遠近各地より法縁寺院、関係寺院、工事関係者檀信徒約200名で埋め尽くされた列席者の緊張を解くように、時折笑いを誘いながらやさしく立正安国論についての法話がなされた。
常照寺は延慶3年(1310)九老僧大善阿闍梨日範上人の創建で、山陰道八箇國法華宗門最初の霊場である。以来文政4年(1821)に現在の本堂を再建し現在に至る。昭和48年に日蓮宗宗門史跡に認定を受ける。先代伊東栄乘上人が第二庫裡、本堂基礎全面改修を始め幾多の修復改築をしてきたが、本堂屋根の損傷著しく、早期修復を図る為、平成25年現住職伊東徳彦上人を中心として本堂屋根修復事業を着工。着工間もなくの平成26年8月に福知山市が豪雨災害に襲われるが、幸いにも被害少なく平成25年から3年を費やし無事円成した。
最後に伊東徳彦住職より「檀信徒の皆様には先代上人より約50年に渡り続けてまいりました山内整備に常に御協力頂きました。今後も一層檀信徒の皆様と共に読誦唱題の行に励み日々精進してまいりたい。どうぞこれからもご教導賜ります様お願い申し上げます。」と謝辞が述べられた。