9月2日から4日の2泊3日、京都市山科区 大本山 本圀寺で、部経読誦普及員会 WEST主催の「法華経一部読誦講習会~二之巻~ IN WEST」が開催された。
講習会では、法華経をゆっくり一々文々、オウム返しで読み進められ、参加者は仮名無しの経本に一文字ずつペンで文字を抑えながら、時にはルビを書いたり、メモを取ったりしながら学んだ。
今回の参加者は12人。普段はCDで読経練習をされている初参加の沙弥の女性は、「最初は玄人向きの講習会と思っており緊張したが、みんなで読むと楽しく、読み間違いにも気付くことが出来る。参加して良かった」と笑顔で語った。
2日目には三木天道師(教法院住職、京都府第一部布教師会会長)の内容講義が行われた。2時間の講義は談義形式で進められ、終止和やかな雰囲気。内容講義だけに留まらない三木師の豊富な知識に、参加者の一人は「お経を読む楽しみが増えた」と充実感を得た。
本圀寺開催に、主任講師の振屋裕匡師は「自然に囲まれたお寺の雰囲気、空気感が良い」そう語ったように、草木や風の音、鳥のさえずりがする中、一々文々の声が爽やかな青空に響いていた。