宗祖日蓮聖人 第七百三十六遠忌 報恩お会式

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10月8日 当山では宗祖日蓮聖人 第七百三十六遠忌 ご報恩お会式を厳修いたしました。
 
午前11時より、お斉。
午後12時頃より、法話。(当山・福船山安立寺副住職 鈴木照雄上人)
午後1時より、お会式大法要。
 
本年の法話は、大本山・池上本門寺へ山務している、当山副住職の鈴木照雄が勤めました。池上本門寺での盛大なお会式の様子や本門寺諸堂の話なども交え、約50分程の法話となりました。
 
法話の後、お会式大法要。ご参拝の方々へは仮名付きのお経本が貸し出され、僧侶・檀信徒一体となり、お経とお題目がお唱えされました。
 
そして、時間をおいて夜。
午後7時より、万灯練り供養。お彼岸の時期より、お作りいただいておりましたお会式桜も、当山にて万灯や境内に飾り献灯供養をいたします。
天候にも恵まれ、万灯講が大勢参詣され、盛大に行われました。
 
まずは安立寺万灯講が町屋神社前を出発、団扇太鼓を鳴らし安立寺を目指します。本堂前に到着すると、ご宝前に向かいお経を唱え、日蓮聖人への報恩感謝の誠を捧げます。
 
その後、近隣寺院2ヶ寺よりお越しいただいた万灯講中が、小気味よい鳴らし物のリズムと団扇太鼓を響かせ、彩られた万灯と勢いのある纏いと共に、安立寺本堂のご宝前へと向かわれました。

数多くの纏いが振られ、境内を所狭しと力強く奉納されました。

多くの方々の団体参拝はとても迫力があります。

本年は日曜日でもあったため参拝者の人数も多く、団扇太鼓もとても大きな音を響かせていました。

小さな子ども達や女性、力強い男衆の纏いを奉納すると、ご宝前へ向かい、報恩感謝の誠を捧げます。小さな子ども達の纏い振りを見ていると、大切なものが継承されていっているという感慨がございます。

万灯行列が終わると、参拝の面々へ軽食と飲み物を振る舞い、本年のお会式も無事に終えることが出来ました。
 
秋も深まり、夜も一層と暗くなってまいります。暗闇に灯る万灯の灯りと、太鼓の響きと纏いのにぎやかなお詣りの姿、参拝の面々の熱気にあたっていると、明るく力強く歩んでいく為の活気が湧いてくるようであります。
 
本年は日曜日ということもあり、檀信徒の方々のご参拝も数多くありました。年々と万灯練り供養時の参拝者も増えているように感じられます。
宗祖報恩お会式は年中行事です、来年もぜひ多くの方々のご参拝をお待ちしております。

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