安立寺にて、2月3日午後3時よりやくよけ開運のお経、午後3時半より節分豆まきを行いました。
立春の前日の節分に「節分追儺式」や「節分会」といって法要を行います。
立春・立夏・立秋・立冬などの節季の前日を節分と呼びますが、今日では立春の前日をさすことが一般化されています。
古来、東洋の暦では立春をもって正月とされていました。
二十四節気でいうと、立冬より冬が始まり、小雪→大雪→冬至→小寒→大寒と過ぎて行き、節分を迎え立春より春、1年の始まりとされていました。
現在のように寒い最中の年越しではなく、冬を乗り越え、あたたかさを感じるようになってから1年が始まっていたのですね。
当日は、本堂の中で檀信徒と共にお経・お題目を唱えた後、豆の入った枡を配り、集まった皆で豆をまきます。豆まきの後に、今度はお菓子をまきます。
檀信徒とのお経・節分豆まきが終わった後、一般の方も参加出来る豆まきとなります。
天候も良く、お堂いっぱいに約290名程の近隣の方々がいらっしゃいました。
枡を配っていると、楽しそうな笑顔に溢れた子ども達の姿も。
地域の通所介護事業所の方からもお問合せがあり、お越しいただきました。
とても小さな子連れの方、ご高齢の方もいらっしゃいます、充分に周囲に気をつけていただきながら、豆まき・お菓子まきを行います。
たくさん拾えた人も、拾えなかった人も、帰りに少しばかりの福袋をお手渡しいたします。
子どもの素直な「ありがとー」の言葉と、笑顔が輝いておりました。
お寺に参り、お寺の空気に触れたこと、楽しく、また嬉しかった気持ち、日々良い事ばかりとはまいりませんが、この日の事を少しでも思い出し、心強くお過ごしいただければ、広くお寺を開放し行った甲斐もありましょう。
人はこの世間の中で、お互いに支え合い、補い合って生きております。
檀信徒の皆様方、そして近隣の方々も、節分を迎え、さらに福徳増しますことご祈念申し上げます。