10月8日 日蓮聖人ご報恩お会式を厳修いたしました。
当山にて宗祖日蓮聖人 第七百三十五遠忌 ご報恩お会式を厳修いたしました。
午前11時より、お斉。
午後12時頃より、法話。(当山・福船山安立寺副住職 鈴木信一)
午後1時より、お会式大法要。(お経とお題目)
本年の法話は、千葉県にある本山・真間山弘法寺への山務もしている、当山副住職の一人・鈴木信一が勤めました。約50分程の法話となりました。
法話の後、お会式大法要。参拝の方々へは仮名付きのお経本が貸し出され、僧侶・檀信徒一体となり、お経とお題目がお唱えされました。
法要終了後は、それまで降っていた雨が上がり、晴天となりました。
そして時間をおいて夜、
午後7時より、万灯練り供養。お彼岸の時期より、お作りいただいておりましたお会式桜も、当山にて万灯や境内に飾り点灯供養をいたします。
天候にも恵まれ、万灯講が大勢参詣され、盛大に行われました。
まずは安立寺万灯講が近くの町屋神社前を出発、団扇太鼓を鳴らし安立寺を目指します。本堂前に到着すると、ご宝前に向かいお経を唱え、日蓮聖人への報恩感謝の誠を捧げます。
その後、近隣寺院2ヶ寺よりお越しいただいた万灯講中が、小気味よい鳴らし物のリズムと団扇太鼓を響かせ、彩られた万灯と男衆の纏いと共に、安立寺本堂のご宝前へと向かいます。
数多くの纏いが振られ、境内を所狭しと力強く奉納されました。
多くの方々の団体参拝はとても迫力があります。
本年は土曜日でもあったため参拝者の人数も多く、団扇太鼓もとても大きな音を響かせていました。
小さな子どもや女性、力強い男衆の纏いを奉納すると、ご宝前へ向かい、報恩感謝の誠を捧げます。小さな子どもの纏い振りを見ていると、大切なものが継承されていっているという感慨がございます。
万灯行列が終わると、参拝の面々へ軽食と飲み物を振る舞い、本年のお会式も無事に終えることが出来ました。
秋も深まり、夜も一層と暗くなってまいります。暗闇に灯る万灯の灯りと、太鼓の響きと纏いの掛け声、参拝の面々の熱気にあたっていると、明るく力強く歩んでいく為の活気をもらえるような気がいたします。
本年は土曜日ということもあり、檀信徒の方々の参拝も多くありました。
宗祖報恩お会式は年中行事です、来年もぜひ多くの方々の参拝をお待ちしております。