おせがき法要

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7月3日 おせがき法要を厳修いたしました。
 
現在、新型コロナウイルス感染症への警戒が世界規模で続いております。日本でも緊急事態宣言が解かれましたが、引き続き必要な注意を最大限行いながら、様々な活動が再開されております。
寺院にても様々な行事において、檀信徒皆様の供養のこころを表される機会をどのように行っていくのかは苦慮するところです。

そこで本年は、感染リスクを避ける為、マスク着用にて本堂正面の外からお焼香をしていただく形といたしました。
また、午前10時に1回、午後1時に1回の計2回法要を営み、混雑が分散されるようにいたしました。
本堂内への参詣はアルコール消毒を行い、ごく少人数で行われました。

当日は、午前午後2回にわたり多くの檀信徒が参詣され、各家先祖代々の諸霊位に供養いたしました。
 
法要後、参詣者は卒塔婆を受け取り、各家のお墓参りへと向かっておられました。

「当たり前」とおごる心を抑え、「有り難い」と感謝のこころを起こせば、心豊かに過ごしてゆけることでしょう。
日常の「当たり前」だったことが出来なくなっている今は、どれだけの「有り難い」ことに支えられていたかに気付ける時かもしれません。
今は亡き方、代々のご先祖方へのご供養を通して、日常の有り難さ、いのちの有り難さを尊ぶことは、日々を豊かに過ごしていく糧になることでしょう。
歴史を見れば、日本でも強い感染症に悩まされた時代もありました。その時代を乗り越えてこられたご先祖様方が、きっと今を生きる我々を力強く見守っていてくださることでしょう。
なかなか安心できない日々もありますが、感謝のこころを忘れずに今を力強く豊かに生きてゆきましょう。

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