ひこばえの成長

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お寺では4月8日(月)にお釈迦さまご降誕会が行われ、境内には様々な種類の草木が彩りを加えていました。

お寺の参道には八重桜が並び植えられています。八重桜とは、花弁が幾重にも重なって咲く桜の総称だそうです。お寺の八重桜は40~50枚ほどの花弁があるようにも見え、開花時期も少し遅く、これから満開を迎えていきます。
樹齢も古く、普段は枯れ木のようにも見えますが、寒さの厳しい冬を超え、暖かな陽射しを受けて春になると、幾重にも重なった立派な花を見せ、参拝者の心を和ませてくれます。

世間を見渡せば、入学式に入社式など、新たな場所で新たなスタートを迎えた方も多かったのではないでしょうか。

もう一つの写真は、樹齢を重ね朽ちかけていた八重桜から出た「ひこばえ」が成長してきた写真です。

ひとばえとは、樹木の切り株や根元から生えてくる若芽のことを言います。森林伐採の後、切り株からの「ひこばえ」によって新たな森林が出来ていくようにすることを萌芽更新といい、かつての里山はこれによって維持されていたと言います。

若芽は強い成長力を持っていますが、暖かな陽射しがなければ力強く成長していくことは出来ません。
新入生や、新入社員の方に接せられる方はぜひ、あたたかな心を持って理解し協力し、力強く成長していけるように見守っていてほしいものです。

本年4月14日は、熊本地震から3年を迎えます。平成28年4月14日、21時26分以降に熊本県と大分県で相次いで発生した地震であり、一連の地震活動において、現在の気象庁震度階級が制定されてから初めて震度7が2回観測された地震でもありました。

いまだ災害の爪痕に苦しむ地域が日本各地にあります、一日でも早い地域の復興、そして大切なものを失くし傷ついた方々のお心が少しでも和らいでいきますこと、衷心よりご祈念申し上げます。
 

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