要伝寺檀信徒各位
NHK放送開始100周年となる令和7年(2025)の第64作NHK大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」の放送にあわせ、下記の通り当山の第110回目となる団参(団体参詣)を企画します。
江戸吉原に生まれた蔦屋重三郎(1750~1797)やドラマの登場人物ゆかりの地を訪ねてその足跡を辿れば、作品への没入感も高まろうというものです。特に、5月には、蔦屋重三郎の229回目の命日「蔦重忌」を迎えますので、菩提寺である日蓮宗正法寺を参拝し、ご住職からお話を伺います。
なお、次回5月30日には第2回目(通算111回)団参を予定しております、第2回目の行程は、第1回目参加者と新規参加者の双方のご参加が見込まれるため、参加者のご要望でメニューを組み替えることも検討します(参加費も変更の可能性あり)。
参加ご希望の方は、要伝寺(03-3873-5414)までご連絡くだされば、正式なご案内状・お申込葉書をお送りいたします。お誘い合わせの上、皆様のご参加をお待ちしております。
なお、要伝寺団参(団体参拝・団体参詣)についてはコチラを、団参の過去の訪問先についてはコチラをそれぞれご参照下さい。 住職
記
【日程および行程】令和7(2025)年4月20日(日)
12:30 要伝寺発(昼食を済ませご集合ください)
13:00 吉原神社九郎助稲荷と弁財天・吉原大門跡・江戸新吉原耕書堂
14:00 日蓮宗正法寺と蔦屋重三郎墓
15:00 べらぼう江戸たいとう大河ドラマ館
16:00 上野駅経由・要伝寺着
【交通手段】マイクロバスまたは大型ハイヤー分乗
【参加費】各回お1人様あたり10,000円(含、開帳料・拝観料・入館料・ツアー交通費等。参加費は出発の際にお預かりします)
蔦屋家墓碑・重三郎母子顕彰碑(浅草正法寺住職 佐野詮修氏提供)
※要伝寺サイト内の「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」の関連記事は、下記の通り。
・蔦屋重三郎と東洲斎写楽~NHK大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」先取り~
・台東区開催の大河ドラマ「べらぼう」企画
左は『画本東都遊』3巻(部分),浅草庵ほか,享和2[1802]. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/2533327 (参照 2024-11-11)、右は耕書堂跡に立つ中央区教育委員会の案内板
版元蔦屋の店舗があった場所について、よく知られているのは、現在の東京都中央区日本橋大伝馬町の通油町(とおりあぶらちょう)にあった耕書堂(こうしょどう)跡地が有名ですが、蔦屋1号店が構えられた場所は、吉原遊郭の入口にあたる吉原大門(よしわらおおもん)の脇(現、東京都台東区千束1-11付近)だったことが知られます。
新吉原の耕書堂1号店をイメージして描いたと思われる『此奴和日本』の挿図(左)_四方作ほか『此奴和日本』2巻,[蔦屋重三郎],[天明4(1784)]. 国立国会図書館デジタルコレクション httpsdl.ndl.go.jppid9892502 (参照 2025-01-18)
『吉原さいけん』,蔦屋重三郎,安永8[1779]. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/2539537 (参照 2024-11-11)
安永8年(1779)刊の『吉原さいけん』には「細見板元本屋 つたや重三郎」とみえ、この場所は、図の位置関係から、二代目歌川広重『東都新吉原一覧』の「五十間道(ごじっけんみち)」の南側辺りに相当すると推定されます。
『東都新吉原一覧』,歌川広重,万延元・安政7[1860].東京都立中央図書館 http://archive.library.metro.tokyo.jp/da/detail?tilcod=0000000003-00055207