お坊さんの「お盆休み?」

お盆が終わった!

「やったー!お坊さんも、遅れてきたお盆休みだー!」

……とは、なりません(笑)。

毎年この時期には、二泊三日、会場にほぼ缶詰状態となって勉強する「夏期講習会」が行われます。今年の会場は帯広市でした。

もちろん私は毎年、皆勤賞の勢いで参加しています。

ただ、お盆を駆け抜けた疲れが残っているのでしょうか。講義の途中で、ほんの一瞬だけ目を閉じて深い思索に入ってしまう場面も、あるとかないとか……。

それでも毎年参加するたびに、自分の勉強不足を思い知らされます。

「まだまだ知らないことがある」
「もっと学ばなければならない」

そんな気持ちを新たにさせてもらえる、大切な勉強会です。

ところが今年は、札幌でお通夜のご依頼をいただき、二日目の途中で会場を退席することになりました。

最後まで講義を受けることはできませんでしたが、そのお通夜で出会った故人、そしてご遺族から、私はまたたくさんのことを教えていただきました。

仏教の教えを学ぶことは、もちろん大切です。

経典を読み、教学を学び、先師の言葉に耳を傾ける。

けれど、学びというものは、机の上だけにあるものではないのでしょう。

人の人生に触れること。
悲しみに寄り添うこと。
家族の言葉を聞くこと。
そして、一つのいのちが歩んできた道を見つめること。

そこにもまた、教科書には書かれていない大切な教えがあります。

最後まで参加できなかった今年の夏期講習会。

けれど振り返ってみれば、私は会場を離れたあとも、別の場所で学び続けていたのかもしれません。

「学ぶ場所は、教室だけではない。」

そんなことを、あらためて感じさせてもらった今年の夏でした。

合掌

※帯広名物の豚丼とインデアンカレー食べたかったなぁ…

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