遠方からの来寺✨️留萌市より

本日は、留萌市よりご参拝くださいました。

お会いした瞬間から、とても明るい表情をされていて、言葉の一つひとつに嘘のない、まっすぐなお人柄がにじみ出ている方でした。

その方は、不登校の子どもたちを支援されている方です。
子どもたちの明るい未来のために、何か答えやヒント、心の支えになるものを探して、妙法寺へ足を運んでくださいました。

お話を伺いながら、私は思いました。

こういう方が、心が弱ってしまった子どもたちのそばにいてくれたなら、子どもたちはきっと安心できるだろう。
そして、少しずつでも前へ進む力を取り戻せるのではないか、と。

会話の中で、不登校の子どもを、今は行けなくなっている学校へ連れて行くことがあると伺いました。
けれど、子どもにとっては、その一歩が本当に大きい。
なかなか勇気が出ないこともあるそうです。

その時、その方が子どもにかける言葉があります。

「私が守る。絶対に大丈夫よ」

一見すると、とても強い言葉です。
場合によっては、無責任に聞こえるかもしれません。

けれど、言葉というものは、ただの音ではありません。
その言葉を発する人の覚悟が、そこに宿ります。

「守る」と言うなら、本当に守ろうとする。
「大丈夫」と言うなら、大丈夫にするために寄り添い続ける。

その意志があるなら、この言葉は決して無責任ではありません。
むしろ、震えている子どもの心にとって、どれほど大きな支えになることでしょう。

よく、

「あの人と出会って、私は変わった」

という言葉を聞くことがあります。

けれど、ただ会っただけで人生が変わるわけではありません。
その人の言葉に触れ、その言葉の奥にある心に触れた時、人の心は動き出します。
そして、人生もまた、静かに動き始めるのだと思います。

私自身も、法話やYouTubeで言葉を届ける者です。
言葉は人を励ますこともあれば、時には傷つけてしまうこともあります。

だからこそ、言葉を使う者として慎重でありたい。
そして同時に、もっと真剣に、もっと誠実に、言葉を届けていきたい。

ひとりでも多くの方に、心豊かに生きるきっかけを届けられるように。

そんな決意を、あらためて心に刻ませていただいたご縁でした。

そして最後に、少しだけ笑い話を。

実は人生で初めて、スマホケースにサインをお願いされました。

ところが、表に書くと消えてしまう。
では裏に書こうかと思ったら、透明なスマホケースなので、装着した時に文字が反対に見えてしまう。

これは困った。
サインより先に、こちらの頭がひっくり返りました。

最終的には、紙に言葉を書き、それをスマホケースに入れていただくことになりました。

日々の中でつらいことがあっても、ふと見た時に、少しでも心の支えになるような言葉を書かせていただきました。

言葉は、小さな紙一枚にも宿ります。
そしてその言葉が、誰かの一日を支えることがあります。

本日いただいたご縁に、心より感謝申し上げます。

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