妙法寺に思いがけないご参拝がありました。
その方はなんと突然!千葉県からお越しくださったのです。
お話をうかがうと、北海道のエスコンフィールドに「野球を観に来た」とのこと。
「おぉ、千葉からならロッテマリーンズの応援かな?」
そう思ったのも束の間、返ってきた言葉に驚きました。
「いえ、広島カープの大ファンなんです!」
……私の中では、
千葉=ロッテファン
という方程式がすっかり出来上がっていたのです。
でも、よく考えてみれば、人の心はそれぞれ。
どこに住んでいようと、何を好きになってもいいんですよね。
私たちは知らず知らずのうちに
「この人はきっとこうだろう」
「〇〇出身なら××に違いない」
そんな先入観(思い込み)で人を見てしまうことがあります。
でもその「思い込み」こそが、
すれ違いや誤解、時には差別や偏見さえ生むこともあります。
仏教には「如実知見(にょじつちけん)」という言葉があります。
これは、“あるがままを、あるがままに見る”という教えです。
つまり、自分のフィルターを通す前に、
相手をしっかり見て、耳を傾けて、心で感じることが大切だということ。
——広島ファンが千葉にいた。
それはただの意外な出来事ではなく、
「思い込みを外して、人をまっすぐに見る」大切さを教えてくれた一場面でした。
良い旅になりますように…
感謝合掌


