11月10日、広島平和記念資料館にて『本川小学校 たったひとりの被爆生存者に寄り添って-夫と医師の証言-』という講演会に参加しました。当方が行っている本川小学校平和資料館ボランティアガイドとして、大変貴重な情報をお聞きする機会を得ることが出来ました。居森公照さんにも久しぶりにご挨拶することが出来ました。また、居森清子さんの1学年先輩の男性の方にも連絡先を教えて頂くことが出来たので、機会をみてまた連絡させて頂く予定です。
本日の参加者のお話で、「被爆後の本川小学校で、柱にへばりついていた児童の遺体を剥がした」というエピソードを聞き、改めて原爆の威力に恐怖し、亡くなっていった約400名の児童・教職員の皆様の無念の思いをかみしめました。また、本川小学校の地下室は倉庫&靴脱ぎ場であったこと、地下に降りる階段も靴脱ぎ場であったことなど、貴重な証言もありました。
居森清子さんが被爆された場所も、「科学的に考えて地下ではなく1階である」という鎌田七男先生の発言もあり、居森清子さんの記憶を裏付けるものとなったと思います。私も居森清子さんに直接お話を伺った際に、確かに「1階」と仰っていました。清子さんには怪我もなかったということで、いろんな議論もあるようですが、居森清子さんが被爆された靴脱ぎ場は、ちょうど爆風と熱線を遮る位置にあった、と考えるべきだと思います。
今回の講演会を企画された主催者及び関係各位に心より感謝申し上げます。どうも有り難うございました。