棚経の 法衣に団扇 慈風(かぜ)送る

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開催日:2021年08月13日

静岡県熱海市土石流災害及び7月豪雨による災害により、お亡くなりになられた方々の菩提をお祈りするとともに、被害に遭われた方々に心からお見舞いを申しあげます。一日も早い復旧がなされ、皆様の安全と安心が確保されますことを祈念申し上げます。合掌

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13日と14日は町内の棚経でした。例年は6時半スタートで80軒ほどを2日間でお参りし、20時過ぎに終了するのですが、コロナ禍の影響で昨年同様に18時過ぎには最終のお参りを終えました。

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夕食時前に帰還できることは大変に嬉しいことですが、いずれ元の数に戻った時を考えると...?

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また、例年に比べて時間的余裕はあるものの、今年は様々なことが重なって疲労困憊で2日間を過ごしました。
盆入り直前の御葬儀、2日間絶え間なく降り続いた激しい雨、警報発令に伴う消防団緊急招集の不安等々、お参りや新盆(新盆のお宅は2軒分の時間を要します)の数は少ないのに終日何かに追い立てられるような気分でした?

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それでも、今年も1日交替で次男と長女が手伝ってくれましたので、ずいぶん助かりました。配り物や傘の用意、 精霊棚の準備、最後まで元気な読経など、側で見ていて本当に成長したものだと感心させられます。

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特に長女は、悪天候続きでネガティヴになりそうな雰囲気を和ませてくれます。移動中にお参り先で気付いたことを懇懇と説き続け、棚経終盤になると身体全体で喜びを表現していました(笑)

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コロナ禍により昨年は子どもが御仏前に同席することを遠慮しましたが、今年は一緒に読経させていただきました。(荒天のため作務衣姿でしたけれど)
多くのお家で、お座布団を2客用意してくださっていることが嬉しかったです。

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御先祖様の御前で小さな子どもが読経すると、皆さんも自然と声が出ます。
昨年に続き閉塞感の中でお迎えしたお盆ですが、きっと仏様も微笑みながらこのひと時を見守ってくださったのではないでしょうか?

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毎年、棚経中に団扇で風を送って下さるお家が何軒かあります。

便利社会に生きる子ども達が、そのお心づくしから何を感じ取ってくれるのか楽しみです?
雨は終日降り続け疲労がたまる一方で、帰路に就く心は晴れ晴れとしていました?

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