わらじ市と「だんじょの水」

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本日11月4日、護国寺の境内地を通る商店街で、「わらじ市」が開催されました

先月の14日にも開催されましたが、今回はフリーマーケット形式のようです\(^▽^)/

朝からすごい人の数です♪♪♪ d(⌒O⌒)b♪♪♪

近くの高校のブラスバンド部が演奏しながら行進してたり・・・。

とても賑やかでした(●⌒∇⌒●) わーい

さて、この商店街の一角には「だんじょの水」という史跡があります。

元々このあたり一帯は、僧侶が修行する学校、山科檀林(護国寺)があった場所で、

今でも護国寺の寺域でもあります。(山科檀林は、「檀所(だんじょ)」と通称されておりました。)

この地域は昔、水不足で大変苦しんでいたようで、

村人と僧侶が一緒になって元禄三年(1690)に灌漑工事を完成させました。

それ以来、コンコンと清水が湧き出て「だんじょの水」と親しみを込めて呼ばれるようになり、

300年以上、地域の田畑を潤し、生活用水として住民を支えてきました。

それが山科駅の再開発事業の地下鉄工事によって枯渇してしまったのです(( ;゚д゚)アワワワワ

これではいけないと、平成9年に保存会が立ち上げられ、御堂を新たに建立して、

浄行菩薩を勧請安置し、地域のコミュニティの核として復活したのです\(^▽^)/

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ということで、毎年この『わらじ市』に合わせ「だんじょの水」の御堂でお経を唱え、

地域の皆様のご多幸と安全、そして益々地域が隆盛しますようにお祈りを致します(。-人-。)

ちなみにこの「だんじょの水」は、いつも多くの方がお参りに来られ、

浄行菩薩を水で洗い流し、お祈りを捧げられています( ー人ー)|||~~~ ナムナム

皆様も一度お足を運んでみてはいかがでしょうか☆?

現在の世の中は、人の繋がり、地域の繋がりが薄くなってきていると言われています。

この「わらじ市」は、あらためて地域の結びつきと、

人との繋がりを強固にするイベントだと受け止めています。

私もこの地域に生まれ育った一人として、少しでも地域のお役に立てるよう、

お寺だけではなく地域の活動にどんどん参加して参りたいと思います。

今後ともよろしくお願いしますm(_ _)m

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