本日3月23日、当山・護国寺 におきまして、
春の彼岸法要が執り行われました
今日は朝から快晴で、まさに春の陽気そのもの
午後1時より、法要開始(。-人-。)
多くの檀信徒の皆様がご参拝くださいました
法要後は、布教師会の会長、松林院の大西秀樹上人のご法話です
その中から、とても心に残ったお話を・・・
キリスト教の牧師さんが、キリスト教の教えを一言で表すなら・・・
「愛」という字ですが、
仏教は何ですかという質問されたそうで、
仏教は「慈悲」という字で表せるということから、そのお話をして頂きました(。-人-。)
まず慈悲は、「慈」と「悲」にわかれ、
慈は、理的な感情で、男性の行動・・・・
悲は、情的な感情で、女性の行動となりますが・・・・・
もっと分かりやすく言うと・・・
小さい子供が高熱を出して泣いている時、
お父さんは、冷静沈着に子供を抱き上げ、タクシーを拾い病院へすぐに連れて行こうとします
これが「慈」をあらわし、仏教の教えで言うと「抜苦」となります
一方母親は、子供を抱きしめ、オロオロと歩き、一緒に泣いてしまいます
母親は、何の役にも立たないと思ってしまいがちですが、
これが子供にとっては大変救いとなるのです
母親は、子供と一緒に苦しみ、それ以上に泣きます
子供はその姿に、自然と癒やされ、心が救われます。
これが「悲」をあらわし、仏教の教えでは「与楽」となります
男性は慈、女性は悲
そのふたつを持ち合わせている方が、仏さま
気を付けなければいけないのが、
私たちは男女ともにどちらかの感情が足りないということ・・・。
ということで、尼僧さまの心温まるお話をしてくださったのですが、
感動的なお話で、男性の私からすると「悲」という心を、
もっと心掛けていかなければならないと考えさせられたお話でした
男性には女性の心が乏しく、
一方、女性には男性の心が乏しい・・・
それは生まれ持ったものですが、それを見つめ直し、
冷静に考え、相手の話を心からお聞きすることで、
「慈悲」という仏さまのお心が我が身に修めることができます
この後、お釈迦さまの教えは段階を経て、
お題目へ導かれていることをお話し頂いたのですが、
この話はまたいつかの機会に
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春のお彼岸も、今日が終われば、あと一日となります
子供の心のように、無垢な心で感謝の気持ちを捧げて参りたいですね
本日は、ご参拝いただき誠にありがとうございました(。-人-。)
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日蓮宗 了光山護国寺 ~山科檀林旧跡~