だんしんきょう 平成25年 7月号

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5月18日に行われた第60回全国檀信徒協議会総会の閉会後、1泊2日で今年、750年の節目を迎える千葉県鴨川市小松原山本山鏡忍寺(原日透貫首)に総会参加者有志約20人で参拝に行ってきました。
 
 この時期は観光シーズンということもあって渋滞の懸念がありましたが、スムーズに鴨川に無事到着。宿泊場所の鴨川グランドホテルに入ることができました。今回の総会で新会長に選ばれた池上幸保会長の挨拶や武田家治副会長の乾杯の音頭で始まった懇親会では会議で疲れているにもかかわらず、参加者で管区の特徴などの発表を行い、また自身の信仰体験などは、なかなか他の管区の会長と膝を交えて話す機会がもてないので、貴重な時間を過ごすことができました。次の日はいよいよ、日蓮聖人が遭われたご法難の地、小松原山本山鏡忍寺に参拝です。
 翌朝、みなさんお疲れでぐっすり眠れたようでした。鏡忍寺では原貫首が導師となり、ご開帳法要を営んでいただきました。また日蓮聖人がこの小松原法難で『法華経』を色読されたと自覚された「我不愛身命 但惜無上道」(命を惜しむことなく、法華経を弘めること)が説かれる「勧持品第十三」を全員で読経しました。ほとんどの参加者が初めてこの20行の偈を読みましたが、ご法難を受けられたこの場所・鏡忍寺で会長という仲間同士と読経できたことが大変ありがたいことだと思いました。また小松原法難750年奉行会が今回のテーマにしている「自覚」という言葉や、鏡忍寺の宝物も拝観させていただき日蓮聖人をお護りするために殉教された工藤吉隆公などのことを考えると、この団体参拝がほんとうにご縁の上で成り立っていることも感じました。
 続いて同市大本山誕生寺(石川日●貫首)を参詣し、「蘇生願満のお祖師さま」のご開扉を受けました。また普段は入ることのできない場所まで案内していただき、ぐっと日蓮聖人のみ心に近づけた気がします。池上会長は「今後も団体参拝の機会を増やし、お参りや道中に話をして信仰を伝えていくにはどうしたらいいのかなどの意見交換ができれば」と次の開催も視野に入れています。今回の団参を通し、それぞれが「立正安国・お題目結縁運動」の担い手として更なる躍進を誓った実りある団参となりました。
 
 
 
 
5月18日、全国檀信徒協議会総会が終了の後、有志二十余名は一路、千葉県鴨川に向け出発。
 この時期は観光シーズンということもあり、道路の混雑が予想されたが、スムーズに宿泊場所である鴨川グランドホテルに到着した。
 懇親会では塩崎望巳総務局長から全国檀信徒協議会への期待と日頃の協力に感謝の言葉が述べられた。池上幸保会長の挨拶につづき、武田家治副会長の音頭で乾杯が行われ、また、参加者全員が各自の活動などを発表し、情報交換や親睦を深めた。
 19日は、小松原鏡忍寺へ参拝。貫首、原日透猊下を導師としてご開帳法要が行われ、参加者全員で「勧持品第十三」の偈文を読誦した。
 法要後には原猊下よりご懇篤なるご挨拶を頂戴し、緑起を拝聴した。特に鏡忍寺に奉安される数々の霊宝を拝することができ、日蓮大聖人忍難慈勝のご生涯と、宗祖を命がけで守った先師を偲ぶことができた。
 鏡忍寺にてご鄭重なる茶菓のご接待を頂いた後、大本山誕生寺へ参拝。
 鈴木宇海布教部長をはじめ山務員の方々のお出迎え頂いた、誕生寺では「蘇生願満のお祖師さま」のご開扉を受けた。
 誕生寺貫首、石川日命猊下のお言葉が伝えられた後、順路に従い山内のご説明をして頂き、平素では入ることの出来ない場所までご案内頂いた。
 参加者の多くが初めて鏡忍寺、誕生寺へ参拝したという団参一行であったが、両ご本山での温かいご接待とご説明に感激も一入であった。
 今回の団参を通し、それぞれが「立正安国・お題目結縁運動」の担い手として更なる躍進を誓った実りある団参であった。

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