2月11日京都市上京区本昌寺にて、児玉真人住職の第五行成満帰山奉告式が営まれ、僧侶・檀信徒約百名が参列した。当日は晴れてはいたものの、寒さが厳しい日であった。行僧4名とともに、華光寺より唱題行脚し、本堂前にて水行式を行った。
本堂での帰山奉告式で、児玉師は力強い読経と修法の後、宗務所長、修法師会会長、檀信徒総代より児玉師への祝辞が述べられ、副伝師植田観亘師(京都市上京区實成院住職)より伝師相承認証書授与が行われ、盛大な拍手で讃えられた。
奉告式の謝辞では、本堂をぎっしりと埋め尽くされた檀信徒の前で「帰ってまいりました」と大きな声で報告し、初行の時荒行堂の瑞門をくぐる時に師匠である父より激励を受けた事や、再行の時修行中の祖父の死去などの思い出を語りながら「荒行を五回務める事ができたのは何よりも丈夫な体に生んでくれた両親に感謝し、そして色々なご縁を頂いて本日の帰山式を迎える事ができました。今後ともよろしくお願い致します。」と力強く語った。