平成28年度第70回日蓮宗布教院が8月31日から9月14日までの15日間、京都市山科区大本山本圀寺(伊藤瑞叡貫首)で開かれ布教師を目指す僧侶35名が研鑽を積んだ。
最終日の閉院式では宗務総長小林順光師より「現在宗門は宗門運動、立正安国、お題目結縁運動において法華経とお題目の正しい教えにより、安穏なる社会を実現する事を目的として、生きとし生けるすべての命を敬い、慈悲の心をもって合掌する いのちに合掌 をスローガンに掲げ展開しております。平成33年度の宗祖ご降誕800年を迎えるにあたり、布教院を終了された皆さんがこの布教の最前線に立ち、宗祖日蓮大聖人、立正安国論の顕現に向け邁進して頂けるものと確信しております」と院生に向けて祝辞を述べた。続いて院長伊藤瑞叡猊下、主任講師豊田慈證師より院生に向けて挨拶があり、京都市本山本満寺伊丹栄彰猊下、京都市第一部布教師会長大西秀樹師より祝辞が述べられた。
院生達は布教院での研鑽を糧に、宗門興隆を担うべく、それぞれの自坊に戻っていった。