池波正太郎生誕100年記念事業

 日本を代表する時代小説作家・池波正太郎は、大正12年(1923)に現在の東京都台東区浅草で生まれ、令和5年(2023)に生誕100年を迎えます。
 幼少期を江戸の名残がある下町、上野・浅草で過ごした池波正太郎は、数多くの作品の中で、こよなく愛したこの地を題材にしています。要傳寺もまた、『剣客商売』『鬼平犯科帳』などの時代小説にしばしば登場します。
 現在、池波正太郎生誕100年を記念し、台東区では様々な事業を企画しております。台東区教育委員会においても、下記の通り数多くのイベントや講座を実施いたします。
 最新の情報はコチラ(台東区立図書館HP)から。また、要傳寺が登場する池波小説はコチラから。要傳寺門前設置の「池波作品を巡る高札型案内板」についての記事は、コチラから。

  記
●企画展(自筆絵画と写真展)「東京の情景―1983―」
日時:2022年12月16日(金)~2023年3月15日(水)
●中一弥挿絵原画展
日時:2023年1月19日(木)~31日(火)
会場:台東区生涯学習センター1階アトリウム
●特別講演会「池波正太郎さんの思い出」
講師:逢坂剛(作家)
日時:2023年1月28日(土)午後5時30分開演
会場:台東区生涯学習センター2階 ミレニアムホール
●講座「池波時代劇の楽しみ方~写真で巡るロケ地 琵琶湖・丹波編~」
講師:春日太一(時代劇研究家)
日時:2023年2月12日(日)午後2時~4時
会場:台東区生涯学習センター3階301研修室
●企画展(時代小説展)「ヒーロー」
日時:2023年3月17日(金)~6月11日(日)
●熊切圭介写真展「池波正太郎のリズム」
日時:2023年3月24日(金)~3月31日(金)
会場:台東区生涯学習センター1階アトリウム
●岡田屋愉一・劇画「雲霧仁左衛門原画展」
日時:2023年4月3日(月)~4月9日(日)
会場:浅草公会堂
●講座「下町っ子、池波正太郎という生き方」
講師:川本三郎(文藝評論家)
日時:2023年4月22日(土)
会場:台東区生涯学習センター301研修室
●講座「池波正太郎と待乳山聖天」
講師:鶴松房治(記念文庫指導員)
日時:2023年5月27日(土)
会場:待乳山聖天・本龍院
●企画展(池波正太郎自筆原稿展)
日時:2023年6月16日(金)~9月20日(水)
●講座「池波正太郎の残してくれたもの」
講師:細谷正充(文藝評論家)
日時:2023年6月17日(土)
会場:台東区生涯学習センター301研修室
●但馬一憲写真展「池波正太郎の素顔」
日時:2023年7月7日(金)~23日(日)
会場:台東区生涯学習センター1階アトリウム
●講座「池波作品を演じた女優たち」
講師:ペリー荻野(時代劇研究家)
日時:2023年8月19日(土)
会場:台東区生涯学習センター301研修室
●特別講演会「私と池波正太郎」
講師:今村翔吾(作家)
日時:2023年9月16日(土)
会場:台東区生涯学習センター2階 ミレニアムホール
●写真展「池波作品の舞台は今!-青春忘れもの」
日時:2023年9月22日(金)~12月20日(水)
●文学散歩と講座「池波正太郎が描いた江戸」
講師:鶴松房治(記念文庫指導員)
日時:2023年11月11日(土)講座、11月18日(土)・25日(土)散策
●池波正太郎展
日時:2023年12月8日(金)~27日(水)9:00~20:00時(日曜日・21日は17時迄、27日は15時迄)
会場:生涯学習センター1階
●鬼平・剣客・梅安展
日時:2023年12月8日(金)~27日(水)の平日8:00~17:15(水曜日は19時迄、27日は16時迄)
会場:台東区役所1階アートギャラリー
●映画上映会「仕掛人・藤枝梅安」
解説:ペリー荻野
日時:2023年12月11日(日)14:00
会場:台東区生涯学習センター2階 ミレニアムホール
●特別講演会「池波正太郎とその作品を想う」
講師:山本一力(作家)
日時:2023年12月15日(金)14:30
会場:台東区生涯学習センター2階 ミレニアムホール
●池波正太郎自筆絵画展「ヨーロッパの風景」
日時:2023年12月22日(金)~2024年3月20日(水・祝)
会場:池波正太郎記念文庫(台東区中央図書館内)
●講座「池波原作時代劇の魅力」
講師:春日太一(時代劇研究家)
日時:2024年2月3日(土)14:00・10日(土)14:00
会場:台東区生涯学習センター301研修室
内容:3日「脚本家・野上龍雄の凄味」・10日「ドラマ版『剣客商売』の系譜」

【池波正太郎】
 時代小説の傑作を多数発表した日本を代表する時代小説作家。大正12年(1923)1月に、現在の台東区浅草で誕生し、幼少期を、江戸の名残が残る下町、上野・浅草で過ごした池波正太郎は、「私の故郷は誰がなんと言っても、浅草と上野なのである」と語っており、3大シリーズである『鬼平犯科帳』『剣客商売』『仕掛人・藤枝梅安』など多くの作品でこの地を題材にしている。池波正太郎は、その他、『真田太平記』などの大河小説の他、食べ物や旅などのエッセイにも健筆を揮い、生涯で1000作を越える作品を残している。

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