こまごめさんが第19回「土曜文化講座」

 当山住職がPTA会長を務める駒込学園駒込高等学校・駒込中学校「玉蘭会(はくれんかい)」は、歴代PTA会長・本部役員などで構成される一隅会(いちぐうかい)、卒業生OB・OGで構成される同窓会とともに「こまごめさんが(サンガとは「僧伽」の意)」を組織し、毎年2月に外部講師をお招きして、「土曜文化講座」を開催しております。令和4年度は、一隅会が当番幹事となって講座が企画され、令和5年2月25日、学園の講堂にあたる勧学ホールで、聖路加国際病院の細谷亮太(ほそや りょうた)先生を講師にお招きし、ご講演をいただきました。当山住職は、平成24年(2012)の全国国公立幼稚園PTA全国大会東京大会でも記念講演をお願いしたことがあり、12年ぶりの邂逅となります。
 これまでも、命の最前線で活動されている先生方のご講演をたびたび聴講する機会をいただいてきました。西田敏行さんが演じたテレビドラマ「がんばらない」のモデルにもなった諏訪中央病院の鎌田實(かまた みのる)先生には、法華会創立90周年記念講演会(2004年)にて成人・高齢者の末期医療患者の看取り、大泉洋さんが主演を務めたテレビドラマ「赤鼻のセンセイ」のモデルにもなった昭和大学院内学級の副島賢和(そえじま まさかず)先生には、第52回台東区学校保健研究発表会(2020年)にて学童期にある10代前後の青少年の闘病生活の話、そして今回は細谷亮太先生から、それよりももっと小さな幼児期の子どもたちの話を伺い、世代を越えて、生きることの意味と向き合う患者たちの姿に心を打たれる思いになりました。
 本日のご講演でも、小さな子供たちが、自分たちのさだめを大人以上に理解していることに胸が締め付けられる思いになったと同時に、命の尊さを考え直す機会をいただきました。延命より家族の時間を選んだひとりの少女が死と向き会う姿からは、ホンの些細な一瞬一瞬が実は家族にとってはかけがえのない時間であること、普段の生活の中で子供と向き合える当たり前の生活のありがたさを再認識した気が致します。
 私たちも、子供たちと一緒にいられる時間は、あとどのくらいあるだろうか、そう思うと、毎日の過ごし方を大切にしなければならないなということを、改めて感じた時間でありました。

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