先日、九州から妙法寺へお参りに来てくださった方がいました。
実は、これまで一度もお会いしたことのない方です。
けれども、まったく初対面という感じはしませんでした。
なぜなら、その方はいつもYouTubeでコメントをくださり、応援してくださっている方だったからです。
夏休みの子ども寺子屋にもご協賛くださり、
さらに私が荒行に入っている間も、いろいろと気にかけてくださっていた方でした。
画面越しでつながっていたご縁が、
こうして妙法寺で実際の出会いとなったのです。
初めてお会いしたとは思えないほど会話も弾み、
一緒に御経をお唱えしました。
不思議なものです。
人と人のご縁というものは、どこでどうつながるのかわからないものですね。
■名前に込められた信仰■
その方のお名前には、「経」という文字が使われていました。
あまり見かけない文字ですので、
「どうしてこの字が使われているのですか?」とお尋ねしてみました。
すると、やはりご家族の中に、
法華経の信仰をとても大切にされていた方がおられたそうです。
そして、その方ご自身もまた信仰を大切にされている方でした。
屈託のない笑顔。
明るい人柄。
周囲への細やかな心配り。
そして、行動力と生きる力強さ。
お話をしていると、
まさに法華経の教えを日々の暮らしの中で実践して生きている方だと感じました。
「名は体を表す」と言いますが、
まさにその通りだと思いました。
■教えていただくこと■
短い時間の出会いでしたが、
とても心に残るひとときでした。
YouTubeを通して、
このように全国の方とご縁をいただけること。
そして、信仰に生きる姿を見せていただけること。
むしろ私のほうが、
多くのことを教えていただいているように感じます。
人との出会いは、
いつも私たちの心を育ててくれるものですね。
■彼岸の季節に■
さて、3月は彼岸の季節です。
仏教では、
私たちがよりよく生きるための実践として
「六波羅蜜」という教えが説かれています。
布施
持戒
忍辱
精進
禅定
智慧
人を思いやること。
自分の行いを振り返ること。
そして心を整えること。
この六つの実践を少しずつ心がけながら、
彼岸の季節を過ごしてまいりたいと思います。
ご縁は、遠くからでも届くもの。
信仰は、言葉ではなく生き方に表れる。
そんなことを、改めて教えていただいた一日でした。


