2014年 盛運祈願会

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あけましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
 
一切衆生が本仏の慈悲に満ち溢れ、万民が仏祖の教法を守って四恩に報謝し、国土世間がより善き方向へと導かれますことを心より祈念し、そして行動して参りたいと思います。
 
平成二十六年 新春
 
元日の朝、法要の最終チェックの為に本堂へ向かおうとしたところ、袈裟の小威儀(紐)がブツリと切れました。その数時間前の朝勤の際には、見台の付け根が折れ、花瓶の底にはヒビが入っておりました(^ ^ ;
「元旦早々に切れたり、折れたり、割れたりと、全く参ったな。先が思いやられるわ~」と、一家勢揃いの朝の食卓でボヤいておりますと、小学校4年生の長男が「お父さん、それやったらまるで喜連瓜破やなー♪」
一同、数秒の間「…?…?…?…」の後、大!大!大!爆笑!!!
5歳次男と2歳長女も、訳も分からず皆につられて大笑いしております(^ o ^ ;)アッハッハッハー
 
『喜連瓜破』とは「きれうりわり」と読みます。大阪市営地下鉄谷町線の駅名で、『喜連』と『瓜破』の町境であったため、紆余曲折を経た後に両者を一緒にしてこのような駅名となったとのこと。『喜連』は、伎人(古代朝鮮からの渡来人)の呼称が訛ったもの。『瓜破』は、大化の改新(645年)から間もなくこの地に住んでいた僧侶が、瓜破天神社の天神像に瓜を割って供えたことが地名の由来だそうです。
阪神高速松原線を走ると、この『喜連瓜破』の案内標識が目に飛び込んでくるので、長男にはインパクトがあったようで、ずっと心に残っていたのでしょう。
 
しかし、あのタイミングで突っ込むとは…( ‐  ‐ ;;
逗子生まれで3歳まで向うに住んでいた湘南ボーイも、徐々に大阪の「ボケ」と「ツッコミ」に毒されて…いやいや、洗練されてしまったのでしょうか。
長男の機転(?)ボケ(?)のお蔭で、その後は和気あいあいとした新年の食卓となりました。新春法要にも、例年にも増して大勢の方がお参りに見えられ、今朝のエピソードを紹介しましたら、皆さんお腹を抱えて大笑いされていました。
 
「人はひとりで生まれ来て、ひとりで死んで行くんだから」と仰る方がいます。また、人間関係が希薄になったといわれて久しいですね。
でも、例えば親子の情や親族との交流、友達同士の信頼、師弟の絆、近所付き合い、そして今回のような家族ならではの掛け合いも含め、その間柄でしか決して味わえない人間味が、人と人とを支え合って、人生をより豊かなものにしてくれていると思うのです。
 
そう思っていたいものです。

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