新年元旦の7時から12時半まで、令和3年盛運祈願会(新年互礼会)を本堂にて修します。
感染症拡大予防の対応の上、屠蘇などでの接待は控え、御宝前での年頭のご挨拶と記念品授与のみのお詣りとさせていただきます。
祈願会にお見えでなくても、ご自宅の御仏前にて新年のご挨拶とお給仕を普段よりも丁寧にお勤めていただければと思います ?
本年の漢字は、「密」( 公益財団法人 日本漢字能力検定協会 )ということがニュースになっていました。因みに、2位以下の漢字は次の通りです。
第2位 「禍」 ?
第3位 「病」 ?
第4位 「新」 ?
第5位 「変」 ?
第6位 「家」
第7位 「滅」
第8位 「菌」 ?
第9位 「鬼」
第10位「疫」 ?
ほとんどが新型コロナウイルス ? 由来の漢字ですね?
「鬼」「滅」は、これまた巷で大流行の例のアニメ⚔️ でしょうか。もっともこちらに健康被害はありません。
日本ではすっかり「3密」という言葉が定着しました。WHO(世界保健機関)は、フェイスブックをとおして「3つのC(Three Cs)を避ける」というメッセージを発信しました。「3つのC」とは、「Crowed places(密集した場所)」、「Close-contact settinng(密接する場面)」、「Confined and enclosed spaces(密閉され閉ざされた空間)」の頭文字の「C」を取ったものだそうです?
年が明けますと入寺して9年目を迎えます。今年ほどあらゆる意味で「Change now!?」を迫られたことはなく、寺院運営の先行きに不安を感じた経験はありませんでした?
一方で、「家族で密な時間を過ごせた年」だったとも感じています。こうして振り返ってみると、不安と心配の絶えない1年でしたが、考えようによっては有り難く思えることもありました??
しかしながら、巷には長引くウイルス拡大のために仕事や商売に多大な支障を来し、日常の生活すらままならない人達が大勢いらっしゃいます。
政府は様々な支援策を講じていますが、日本は東日本大震災復興途上の国であり、今なお原子力緊急事態宣言が解除されていない国であり、そして史上初めてオリンピックが延期された国なのです。(戦争による中止は5回で、内2回は日本で開催される予定だった)
満身創痍の我が国は、ウイルスの蔓延により未だかつて経験したことのない国難と対峙し続けています。そして他国侵逼の脅威が、確実に我々の日常に巣食っています。
鎌倉期の祖師は、亡国の危機を憂い「…小さな心を速やかに改め、実乗の一善に帰依しなさい…」と時の国主に説かれ、生涯のライフワークとされました。
希望ある未来を生きる子ども達に、我々は今、何ができるでしょうか?