令和、号を変えはや3年。
流行り病により、瞬く間に世界は変容を強いられ、それでも四季は巡り早咲きの桜?舞い散る卯花月を迎えました。
去る4月1日午後3時 当廣滎山蓮華寺第29世 桑木正浩 修善院日正上人が世壽89歳にて遷化いたしました。
昭和38年に蓮華寺住職を継承し、平成24年に退くまでのほぼ半世紀にわたり、管内各ご寺院様方にはひとかたならぬご厚情を賜りましたことを心より御礼申し上げます。
隠退してから後は、生死に関わる大病にも罹りましたが、小さな孫達に囲まれながら相応に幸せな余生を過ごしておりました。
一方では、齢を重ねる毎に心身機能の低下が目立つようになり、殊にはメンタルの低下が著しく重い認知症を患いました。晩年の師父とのチグハグなやり取りに、怪訝な思いをされたお檀家様も多いかと思います。
行動には日に日に手が掛かり、精神は日に日に離れ行く師父でしたが、日常の様子はとても静かで、とても穏やかでした。
長きにわたりお寺をお支え下さり、更に賜りし師父の余生と共に温かく見守り続けて下さいました檀信徒の皆様には心より感謝申し上げます。
貴方の手に抱かれた孫達も、それぞれの春を迎えましたよ
本当にずいぶんと長い間、お世話になりましたね
とても一言では言い尽くせませんが...有り難うございました
合掌