8月31日、京都市中京区のホテル本能寺に於いて、京都日蓮聖人門下本山会後援・京都日蓮聖人門下連合会主催による第五十九回夏季大学が開催された。
丁度、台風10号が九州に上陸以来猛威を振るいながらゆっくりと進み京都直撃かと心配しながらの開催ではあったが京都市内の日蓮門下各本山貫首をはじめ、僧俗約70名の参加があった。
台風の影響により第一講の講師である北川前肇師(妙揚寺住職)はZOOM参加となり「宮沢賢治」~妹トシとの死別をめぐって~と題し、仏教における四苦・八苦に始まり、宮沢賢治の理想の世界、法華文学の創作である「雨ニモマケズ」、妹トシの生き方、更には宮沢賢治の臨終までを沢山の解り易い資料と共に講義された。
第二講には、一般公演として「日蓮聖人御一代記より」と題して講談師の神田京子氏が高座に上がり講演された。
参加者からは、「一講、二講の色の違いが楽しく来年もぜひ参加したい。」「普段聞けない講演に楽しみにして来ました。等、今年も盛大に行われた。