大本山本圀寺 日蓮聖人降誕八百年・山科移転移建五十年・大本堂落慶 慶讃音楽大法要

 令和5年6月5日(月)、山科区大本山本圀寺(早川日章貫首)に於いて日蓮聖人降誕八百年並びに山科移転移建五十年と大本堂落慶の慶讃音楽大法要が営まれ、菅野日彰管長をはじめ、田中恵紳宗務総長、京都八本山各貫首、有縁の寺院や檀信徒約百人が参列した。
 法要に先立ち、長瀬百重氏による講談『日蓮聖人ご一代記』が披露され、法要に際しては京都雅楽会による雅楽演奏で華が添えられた。早川日章貫首は慶讃文の中で、戦後の動乱や不祥事によって混乱を極め、財産の差し押さえや訴訟、また旧堂宇の移築材の遺失や風致地区であった移転先の造成問題などに触れ、当時の宗務院伝道部長であった伊藤日瑞師が特選住職として本圀寺61世として晋山、それら諸問題の矢面に立って身命を賭して問題解決に邁進され、訴訟問題を解決し、近隣住民の反対運動を説得し、無事に移転を完遂されたご遺徳を称えられ、今後の本圀寺の更なる寺門興隆を誓われた。

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