10月は「お会式月」
日蓮大聖人の臨滅の聖日とともに、先人たちが繋げてくれた「縁」や「想い」にきもちを捧げる月です。
コロナも落ち着いてきたので、御会式の行事を復活させているお寺も多いのでは無いでしょうか。
今月の予定等です。
10月の予定
御会式 【おえしき】
宗祖報恩会式の略。元々は大御影供や御命講と言っていたのが変化した、とか。
会式というと法要を意味する、という風な理解をしていましたが、先日伺った話では「佛(祖師)会(=様々な行事・あつまり)+法式(法要儀式)」として、「お坊さん・坊さんじゃ無い人が一体になって行うのが御会式である」と定義/提議をされていました。
いずれにせよ、この場合の御会式は宗祖日蓮聖人の入滅の日(命日)を節目とした報恩感謝のつどいです。
今年も規模を縮小しておこないますが、インターネット中継も併せて行います。
○お花作りのつどい【中止】
例年10月8日 → 本年中止
13時より例月信行会(写経のみ)をおこないます。
○御会式法要【開催】
銅像御前法要 13時より
法 話 本年中止、法要後の話を長めにします
法 要 14時より
※この御会式法要案内はあくまで円眞寺独自のものです。
池上本門寺をはじめ、各本山・大規模寺院の御会式法要や万灯供養については、各寺院におたずねください。
*どなたでも円真寺での御会式法要への参加は可能ですが、事前に人数を把握したいため御連絡頂きますようお願いします。
郵便の案内は慣例により近在のお檀家さん中心に送付させて頂いておりますが、案内の送付が無かった方でも都合がつく方は是非御参加ください。
信行会(写経)
毎月8日。13時~
本堂でお経の練習と御祈祷。
そのあと心を落ち着けて写経をします。
※10月は住職不在です。各自お参り頂いたのち、写経となります。
月例身延山久遠寺参拝
随時
法華経一部経読誦会
今月は3の巻・4の巻・総要品をお唱えします。
今月下旬の開催です。
川崎天文同好会主催 市民天体観望会
次回は 11月5日 夕方開催です。
10月1日にも開催されました。
そのときの報告はこちら。
住職動静:令和4年9月のふりかえり(自己診断)
今月は勉強会になるべく参加するつもりで構えていた月でした。
8日 管内協議員会(中止)
8日 13時 信行会大祭・甲子(大黒様の御縁日)
13日 日蓮宗全国布教師会連合会主催・渡辺宝陽先生講演会(池上宗務院にて)聴講
観心本尊抄述作750年を迎え、講演会「今こそ日蓮聖人に学ぶ」~宗祖の肝心を語る~があり拝聴しに伺いました。とてもいい講演会でした。
13日川崎立正会例会(初山本遠寺)(欠席)
14日 県下合同布教研修(小田原市にて)聴講
神奈川県の宗務所が企画した合同布教研修「宗教における病気平癒について」が正木晃先生を講師にお招きし行われました。
内容も興味があったので拝聴しに伺いました。
宗教の社会的な役割、病気と宗教について。そして長い時を経て培われたものについて。なかなか難しい内容でしたが勉強になりました。
16→17日 横浜市内寺院寺族通夜・葬儀(式衆として出仕)
20→26日 秋のお彼岸
28日 法華経一部経読誦会
29日 県下合同声明研修会(厚木妙純寺にて)
「法要・法会を考える+延山流声明」として、池上要靖身延山大学教授に講義を賜りました。
法要・法会・法則・法事などの言葉の意味を再確認することから始まり、それぞれの要文・声明の言葉の意味や構成を再確認し、問題点も指摘される目から鱗の研修会でした。
表白から発展した身延和讃、とても難しい(@_@;)けれどできたら厳かでいいなぁと思いました。
月例身延山久遠寺参拝>今月も中止しました。
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【後記】
8月末に京セラ創業者の稲盛和夫さんが亡くなられました。以前毎日新聞で連載されていたものをまとめた「思い邪なし」という評伝があったことを思い出し、改めて拝読させて頂きました。
話は変わりますが、9月の初頭に大きな年忌法事がありました。命を燃やし尽くして若くしてこれからと言うときに不意な病気で亡くなったその方もやはり、会社全体のこと、従業員のこと、会社が開発する街・周辺のことを考えて一生懸命に活動されていた方でした。またその父母の方、兄弟の方、集まっている仲間の方もやはり「世のため人のため」に一生懸命汗をかかれて渦の中心となり、前に進んでいるかたでした。
「動機善なりや、私心なかりしか」
稲盛和夫さんが好まれたこの言葉が、胸に響きます。(眞)