令和6年(2024)10月◆行事予定 その他

宗祖日蓮聖人第743遠忌報恩会式(#御会式)

ここでクエスチョン。
「御会式」ってなんて読むでしょう。
A. みあいしき B.ぎょえしき  C.おえしき D.みえしき

という事をここで書いても、皆様たぶん読むことが出来る。「C.おえしき」です。
辞書的には、各宗派の祖師の命日の報恩法要を指す言葉で、「御影供(みえく)」や「御影講」という言い方をすることもあります。みえしきが訛ったものだ、という解釈も聞いたことがあることを覚えています。
最近は法要に付随する「万灯練供養」等の夜祭を指すことが多い様ですね。
池上本門寺など各所で鐘を鳴らし、太鼓を打ち、遺徳を偲びながらお参りをする行事が行われています。
ところで、文字を分解すると、「御会式」は「法会」「儀式」と分解されることが多いです。
「祖師会」「法式」という言い方もあるようです。「法会」はもちろん「法要」という意味ですが、
同時に「法=教え」に「会う」「機会」でもあると、中の人は勝手に思います。
日蓮聖人の命日に際して、
沢山の難にあいながらも我々にお題目、お釈迦様の教えのエッセンスと縁を繋いでくれた
日蓮聖人の姿を感じながら、教えを求め修行をしている姿を日蓮聖人に見てもらい、
同時に自分がいかに生きるかを考える機会でもあると思います。
繰り返しですが、各所で法要や万灯練供養が行われます。
是非、お出かけいただければと思います。
硬い文章ですいません。

池上本門寺の御会式 10月11~13日

☆初心者の方におすすめポイント
ー本格的な祭りの前の厳かな音楽法要—
11日午後の法要(納経十種供養)
—にぎやかな夜のお祭りと修行―
12日夕方 
夕方に大坊本行寺の御臨終の間での御逮夜法要のち、万灯練供養(夜祭)を見ながら大堂に進み唱題行(出入りが自由)、御廟にお参りし、屋台を見物。大坊での終夜説法
—深夜~早朝コース―
13日未明 
大堂での唱題行が終わってのスンとした中での役僧による回向
仮眠をとったのち、朝五時半大坊での正当法要⇒朝七時本門寺での臨滅法要

円真寺での御会式(10月19日)
円眞寺では例年十月十九日に御会式法要が執り行われております。
本年も昨年と同様に声明(しょうみょう:日本の音楽の基となった節のついたお経・仏教音楽)を中心に構成をした普段の法事やお盆・御祈祷とはまた違う雰囲気の法要を行います。
どなた様も参加可能です。家族・親戚・友人等、是非お誘い合わせの上御参列ください。

10月19日(土曜日) 
正午   銅像御前法要 
午後1時 法話 柿生善正寺 望月昌光上人 
午後2時 お会式法要  (遅刻・途中退席可)
 ※客殿にて軽食のご用意があります
 ※10月8日のお花作りの会はありません。

信行会     ( 本堂・客殿 )     
10月8日   13:00~ 
毎月8日はお経の練習と写経。
御祈願(御祈祷)もございます。どなたでも参加いただけます。
月例信行会として行います。

法華経一部経読誦会(僧侶対象)
あつまった方と法華経をお唱えします。
一見さん歓迎ですので、詳細はお問い合わせください。

その他の予定
一応行事告知として以下の案内をさせていただきます。
10月4日 15時  声明師養成講習所 中日法要(先師法要)
10月7日 9時半 声明師養成講習所 模範法要
横浜市の善行寺様で、声明師養成講習所が開催されています。
法要儀式や、声明(節のついたお経)について、ひたすら研鑽をする講習会なので、
日蓮宗の法要の中で一番威儀が整っているといわれている法要が営まれます。
一般の方の参列についてはお寺によって方針が異なるイメージがありますが、
時間があるかたは是非お参りして、お堂にあがれなかったら音だけでも聞いてみてください。
11月1日 
荒行堂入行会(千葉県市川市 大本山法華経寺、正中山遠寿院、等)
 2月10日迄の100日行の入行会が行われます。
11月5日 14時
法華経読誦施餓鬼法要  @ 広島県廿日市市宮島内 千畳閣
 太閤秀吉公が戦没者慰霊の為に発願された厳島神社の五重塔のたもとにある「千畳閣」で
 全国の声明師有志が集まり施餓鬼法要を営んでいます。
11月9日 夕方 
川崎天文同好会様主催 市民天体観望会(雨天中止)
11月24日 16時
全国日蓮宗青年会 立正平和委員会企画講演会
 住職がお手伝いをしている委員会で「何故戦争が起きるのか」「その戦争を防ぐために我々はどうすればいいのか」を世界史を通して考えるという趣旨の講演会が行われます。
 (詳細はこちらのリンクをご覧ください)

おまけ(9月ふりかえり~住職動静を添えて~)

9月1日
・川崎立正会例会(円真寺にて開催されました)
9月5日
・法要助成に出向(神奈川県下)
9月7日
・天体観望会
9月8日
・円眞寺 信行会
・御幸仏教会(浄・正藏寺様)
9月17日
・声明勉強会出席
9月19⇒25日
・秋のお彼岸
秋のお彼岸

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先日、何かの書類を整理したときに、
儒学の経書の「礼記(らいき)」の一節が出てきた。
その記事を見た当初は「ほう!」と思っていたはずなのであるが全く記憶がなかった。
このような一節である。

楽は同じくすることを為し、礼は異にすることを為す。
同じければ則ち相親しみ、異なれば則ち相敬す。
楽勝てば則ち流れ、礼勝てば則ち離る。
情を合わせ貌を飾るは礼楽の事なり。
礼義立てば則ち貴賤、等あり。
楽文同ずれば則ち上下、和す

心を和しつつ、礼を尽くす。
礼を尽くしながらも、心をもってこれを飾る。
どちらかひとつだけでいいという事ではない。
という事かな、とボーっと考える。

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