掲示板「妙法蓮華経 分別功徳品第十七」

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令和元年7月の掲示板は「妙法蓮華経 分別功徳品第十七」です。

前章「寿量品」では、法華経の中でも最も重要な教え、「仏の寿命の長さは、永遠無限である」ことが明かされました。
それを受け、この章では「寿量品」の教えを聞いたものの功徳が説明されます。

「分別」とは、細かく分けて説明すること。
少し内容が難しいですが、この章の内容を天台大師は『法華文句』という法華経の注釈書で「現在四信・滅後五品」(「四信・五品」とも言う)と説明しています。

「現在四信」とは、一念信解、略解意趣、広為他説、深信観成。
「滅後五品」とは、随喜品、読誦品、説法品、兼行六度品、正行六度品。

詳細な説明は省略しますが、大切なことは、私たちが法華経と出会い、その教えを聞いた最初に起こす信仰と喜びが、その後の行動の糧(かて)となり、それがやがて悟りの境地へとつながっていく、ということです。

それを日蓮聖人は、お題目をたもち、「南無妙法蓮華経」とお題目を唱える実践こそが、末法の私たちが成仏できる道であると教えられました。

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