昨日、遠く関西から妙法寺を訪ねてくださった方がいました。
話があまりにも盛り上がり、本当にうっかり、写真を撮ることを忘れてしまいました。それだけ楽しく、あっという間の時間だったということでしょう。
その方は、先日私が挑戦し制作したTシャツを着て来てくださいました。特別に何かを言うわけでもなく、ごく自然に、さり気なく着てきてくださったのです。
私は、人には三種類いるのではないかと思うことがあります。
挑戦する人。
挑戦する人を馬鹿にして笑う人。
そして、挑戦する人を応援する人。
新しいことに挑戦するのは、やはり怖いものです。失敗するかもしれない。損をするかもしれない。期待した結果が出ないこともあります。もちろん、その先に大きな喜びや成長が待っていることもありますが、挑戦には必ず不安がつきまといます。
だからこそ、自分の作ったTシャツを着て訪ねてくださったことが、何よりもうれしい応援の証しに感じられました。
応援することには、大きなリスクはありません。しかし、不思議なことに、誰かの挑戦を応援していると、応援している側の心まで少しずつ育っていきます。
応援とは、誰かの背中を押しているように見えて、実は自分自身も前へ進んでいることなのかもしれません。
そして今回は、間もなく行われる「子ども寺子屋」で子どもたちが作る、オリジナル腕輪数珠の試作にも協力していただきました。当山でも初めての企画ですので、完成までにどれくらい時間がかかるのか、子どもたちにとって難しすぎないかを確認するため、実際に作っていただきました。
その方が選んだ石は、「青」が多めでした。
会話の中では冗談交じりに、「青を好む人は性根が暗いのではないか」「心に闇があるのではないか」という話も出ましたが、私は決してそうではないと思います。
青を選ぶ人は、感情に流されることなく、物事を落ち着いて考えられる人。にぎやかさだけを求めるのではなく、心の静けさを大切にし、自分の内面と丁寧に向き合える人。誠実で、人との信頼を大切にし、周囲に安心感を与える人ともいえるのではないでしょうか。
暗いのではなく、静かなのです。
心に闇があるのではなく、心に深さがあるのです。
選んだ石の色にも、その人らしさが表れているようで、とても素敵な腕輪数珠が完成しました。遠方から足を運んでくださっただけでなく、私たちの新しい挑戦にも力を貸してくださったこと、心より感謝いたします。
いよいよ、子ども寺子屋まであと二日となりました。
ここまで準備を重ねてきた今、あとは天候に恵まれること、そして参加する子どもたちが笑顔で、事故なく無事に二日間を過ごせることを祈るのみです。
挑戦する人がいて、応援する人がいる。
その温かなつながりの中で、今回の寺子屋もつくられています。
たくさんのご協力&ご支援に感謝いたします。合掌


