坊守のひとりごと23’10

先日、熊本県の宗務所が主催する研修会に参加致しました。本来は檀家さんを対象に、日蓮宗の事を深く理解するために設けた合宿のようですが、私に勉強させたいから、と住職が頼み込んだようで、半ば強制的に参加する事となりました。
集まったのは県内外から約20名。コロナ禍で数年開催されていなかった年を除いては毎年参加されているというベテラン⁉の皆様方でした。私が1番年下で上は96歳のお方も‼皆さん朗々とお経を読まれますし、何より元気‼ 講義の間も熱心にメモを取られていました。当たり障りなく過ごして天草の美味しいご飯を食べて帰ろう、と思っていた私は大先輩方に感化され、せっかくの機会、しっかり学ばせてもらおう‼と思い立ち、ドキドキしながら講師の先生方に質問したり、朝夕の唱題行に励みました。
宴の時間にはお上人方がそれはそれは全力で会場を盛り上げ、参加者一人一人の話に耳を傾けて下さいました。お酒と美味しいご馳走の力を借りて、普段はなかなか話せないお寺側の本音と檀家さん側の本音をぶつけあったり。大変学び多き時間でした。
沢山の土産話を抱えて帰宅すると、4人の子どもの世話に追われて疲弊した住職がおりました(笑) 

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