日蓮大聖人ご入滅のご霊跡
三門:令和13年(2031)に迎える日蓮大聖人第750遠忌に向けての横断幕が掲げられていました。
関東甲信地方が梅雨入りした6月10日(火)、東京都大田区池上にある池上 本門寺にお参りしてきました。
本宗の中央行政機関である「宗務院」が本門寺の総門横にあり、年に1~2度、会議があるときは必ずお参りさせていただいております。
池上本門寺は、日蓮大聖人が弘安5年(1282)10月13日、61歳でご入滅(臨終)された霊跡で、寺格は大本山、山号を長栄山、院号を大国院、寺号を本門寺とし、本宗七大本山のひとつです。
毎年10月11日~13日の三日間に亘って大聖人のご遺徳をお偲びする「お会式(えしき)法要」が営まれ、殊にお逮夜(たいや)に当たる12日の夜は30万人に及ぶ参詣者で賑わいます。
あいにくのお天気でしたが三門を過ぎた正面の大堂(祖師堂)に大変ありがたくお参りさせていただきました。
大堂(祖師堂):最も有名と思われる日蓮大聖人ご尊像(重要文化財)が奉安されています。大堂の名の由来は、慶長11年(1606)、熱心な法華信者の加藤清正公が、慈母の七回忌供養のために建立、間口25間の堂々たる大建築で、その壮観さを江戸の人々は「池上の大堂」と称し、これに対して上野(寛永寺)は中堂、芝(増上寺)は小堂と呼んだそうです。惜しくも宝永7年(1710)に焼失、享保8年(1723)、徳川8代将軍吉宗公の用材寄進により当時の倹約令に従い間口13間に縮小されて再建されました。戦災で焼失し、現大堂は昭和39年の建立で、間口15間、奥行16間、240坪、棟高27.27メートルとなっています。