先月末、久々に五色*¹の「吹き流し」を上げました。
当寺では特別な行事を行う時、周知のため上げています。
新型コロナウイルス感染症の5類移行にともない、3年ぶりに門中寺院*²合同で営むお会式*²大法要が当寺の当番から再開されることとなりました。
◎10月28日(土)午後6時からお逮夜法要
◎10月29日(日)午後1時より大法要
大聖人をお偲びするとともに報恩感謝の誠をお捧げするとても大切な法会でございます。
本年は第742遠忌となります。どうぞお参りください。
※1五色(ごしき)
五大色、五正色などともいい、仏教において如来(仏さま)の精神や智慧を5つの色で表したもの。
青(緑)・黄・赤・白・黒(樺色や紫)で、色には新旧があり、当寺は旧来の五色(緑・黄・赤・白・紫)を使用。
◎青(緑): 如来の「毛髪」の色
心を乱すことなく、穏やかで力強く生き抜くという「定根(じょうこん)」と「禅定(ぜんじょう)」を表す。
◎黄 : 如来の輝く「お身体」の色
豊かな姿で、確固とした揺るぎない性質という「金剛(こんごう)」を表す。
◎赤 : 如来の「血液」の色
大いなる慈悲の心で、衆生(私たち)を救済することが止まることがないという「精進(しょうじん)」を表す。
◎白 : 如来の「仏歯」の色
清らかなお心で、あらゆる悪業や煩悩の苦しみを清めるという「清浄(しょうじょう)」を表す。
◎黒(紫・樺) : 如来がお着けになるお袈裟の色
あらゆる侮辱や迫害、誘惑などによく耐えて怒ることがないという「忍辱(にんにく)」を表す。
※2お会式
宗祖日蓮大聖人のご命日である10月13日近く(10月~11月)に全国の本宗寺院で営まれる法会。
※3門中寺院(もんちゅうじいん)
市内寺町にある本宗寺院で、妙長寺・壽量寺・善学寺・妙永寺・本行寺(順不同)の5ヵ寺のこと。