今年の「中秋の名月」は秋彼岸の2日目、9月21日でした。
中秋の名月は必ずしも満月とは限らないそうで、今年は2013年以来8年ぶりの満月とのことで期待しておりましたがあいにくの雨天、残念ながら観ることはできませんでした。
空にあるご守護神さま
夜空で一番大きく見えるお月さまですが、仏教では「月天子(がってんじ)」といいます。
太陽、月、星は空にあって私たちの生活に最も関係の深い天体で、それぞれを神格化して太陽を「日天子(にってんじ)」、月を「月天子(がってんじ)」、星を「明星天子(みょうじょうてんじ)」、総称して「三光天子(さんこうてんじ)」といいます。
天から光をもって私たちを護り、天界に属すので天子と呼びます。
『法華経』を信仰する者を守護するとして日蓮大聖人の「大曼荼羅(だいまんだら)」にも勧請(かんじょう)されています。
私たちをご守護下さるありがたい「三光天子さま」には手を合わせて『お題目』をお唱え致しましょう。
中秋が満月となるのは今後3年間続き、その後はまた満月でなくなり、再び満月になるのは2030年とのことです。
※写真は当寺からスマートフォンに望遠レンズを付けて撮影した翌日の十六夜(いざよい)の月です。