十三日講 平成二十六年正月

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今年初の十三日講のお参りをいただきました。
寒い中のお参り、まことに有り難いことです。

本日は、岡山県吉備中央町の妙本寺様がこのたび「宗門史跡」の指定を受けられましたので、日蓮宗の「祖山・霊跡・由緒寺院・宗門史跡」のお話をしました。

「祖山」は、総本山身延山一ヶ寺。
「霊跡」は、池上本門寺・誕生寺・清澄寺・法華経寺・北山本門寺・妙顕寺・本圀寺の七大本山と龍口寺・鏡忍寺・佛現寺・根本寺・妙照寺・實相寺・妙本寺の本山七ヶ寺。
「由緒寺院」は、堀之内妙法寺・松戸本土寺・京都妙覚寺・広島國前寺・佐賀光勝寺・仙台孝勝寺など全国四十二本山。

霊跡・由緒寺院は、
「日蓮聖人一代の重要な遺跡及び宗門史上顕著な沿革のある寺院」と定義され、
宗門史跡は、
「宗祖及び宗門に由緒ある重要な事跡」となっています。
比叡山横川定光院・常陸の湯水戸妙徳寺など全国二十ヶ寺がいままでに指定された宗門史跡寺院ですが、「西国弘通最初の法華道場」として岡山県吉備中央町の野山妙本寺様が新たに加わりました。

古くから「備前法華」として多くの日蓮宗檀信徒を擁する岡山県として誠に喜ばしい慶事となりました。妙本寺ご住職平野信行上人は、妙勝寺にもお説教にお出でいただいたこともありますが、まだ四十代ながら人格学識共に優れ七百年を越える法灯を受け継ぐ古刹にふさわしい方です。
妙本寺様にもまたお参りをさせていただきたいと思っております。

またこれを機に、妙本寺様のみならず「備前法華」の伝統を受け継ぐ私たちも一層精進してまいりたいものです。
 

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