五月らしい爽やかなお天気が続いています。
中庭のサツキも次第に花の数を増し、これから梅雨入りまでは新緑の美しい季節を楽しめそうです。
ところが今年は、例年とは違う新たな闖入者が中庭の笹藪に現れました。
全身が真っ黒で、あまり見かけない種類のハチです。
スズメバチほど大きくはありませんが、ミツバチやアシナガバチよりは明らかに大きく、よく見かけるクマバチとも少し様子が異なります。
見た目は大きなハエのようにも見えますが、羽音はハチ特有の「ブーン」という低い音です。
ネットで調べてみると、「タイワンタケクマバチ」のようです。
外来種のハチで、竹に穴を開けて巣を作る性質があり、近年は日本国内でも生息域を広げているとのことです。笹藪周辺で見かけるのは、巣を作っているせいでしょうか。
日本在来のキムネクマバチは胸の部分が黄色ですが、タイワンタケクマバチは全身が黒色で、やや小ぶりなのが特徴だそうです。
クマバチの仲間は基本的におとなしい性格で、こちらから刺激しなければ積極的に人を襲うことはほとんどないようです。ただし、メスはミツバチやアシナガバチ程度の毒針を持っており、危険を感じると反撃してくることもあるとのことですから、笹藪周辺では気をつけなければいけません。
日本政府は「観光立国」を掲げ、インバウンド(外国人旅行者の訪日)を歓迎しているようですが、タイワンタケクマバチは、あまり歓迎したくない「招かれざる客」のようにも思えます。
地球温暖化や気候変動も一因なのかもしれませんが、身近な自然にもさまざまな変化が現れていますね。


