令和元年 宗祖報恩御会式-当日編-

この記事は最終更新日から1年以上経過しています。
記事の内容やリンク先については現在と状況が異なる場合がありますのでご注意ください。

開催日:2019年11月03日

皆さんこんにちは。
今年もあと4日となりました。前回の更新からだいぶ日が空いてしまいましたが、御会式当日編いってみましょう。
当日は朝早くから皆さんに集まっていただき、最終準備をしていただきました。
お天気にも恵まれ、あとは参拝の方を待つばかり。
作業中の皆さんを撮影させて頂きました。

皆さんとお話ししながら、ここまでこれたことの喜びと、皆さんと一緒に取り組める最後の日ということの寂しさ、その両方を感じておりました。
丁寧にとった出汁を使ったお吸い物と、しっかり漬け込まれたお漬け物。家庭の味という感じが存分に出ていて、なんだか懐かしさを感じました。
お昼頃になると、受付には参拝者の方が続々と。
それにともなって食事場も賑わって参ります。


お食事してくださる方も少しずつ増え、賑やかな昼食となりました。いろんな方が来てくださってたくさんお話させていただきました。
お昼を過ぎて、本日の法話をして下さる京都の妙照寺住職、森淳亮上人がご来寺されました。私の叔父である淳亮上人は、法話をしながらピアノ演奏もして下さるということで、たくさんの荷物を持ってお越し下さいました。ピアノも見た目はキーボードのようですが、本当のピアノと同じだけの鍵盤がついているもので、音響なども自らセッティングされていました。準備されている時に、曲さえわかれば何でも弾けますので、リクエストがあれば弾きますよ。と言われて、びっくりして思わず、なんでも!?なんでもいいんですか!?と聞き返してしまいました。
お恥ずかしながら音楽センスの乏しい私は、聴いたら弾けるということに大変驚きました。自分の親戚ではありますが、こんな直前にサラっとそんなことを言える叔父を、凄い人だなぁ…と思いながら話していました。そのことがあって、さらに法話が楽しみになりました。
そして法要を終えて、法話の時間。お話もとても為になる内容で、改めて考える機会になりました。法話で死後の世界についての話があり、死後の世界で奏でられているメロディを想像して弾いて下さいました。


ここに音楽が載せられないのが大変残念ですが、目を閉じて想像しながら聴いてみますと、清らかな音と、何故か懐かしい気持ちさせる穏やかなメロディ。本堂いっぱいに響き渡る音たちが、体に染み込んでくるような感覚になりました。
そのあと、坂本龍一さん作曲の戦場のメリークリスマスにアレンジを加えて演奏してくださいました。
本堂でこのような法話はなかなかしたことがなかったので、とても新鮮で、機会があればこのような法話もいいものだなぁと感じました。
素敵な演奏ありがとうございました!
すべての内容が終了し、当番のみなさんと最後の片付けを行いました。皆さん終わってホッとしたような様子でやっとリラックス出来たような、柔らかな笑顔をされていました。
今回は他の当番に比べると人数が少ないことを、当初皆さん心配されていました。しかし、皆さんの少しでもお手伝いをと思う気持ちが、お仕事の都合をつけて来てくださったり、体が思うように動かなくても毎日顔を出して下さったり。気づけばほぼ全員の方が毎日参加して下さっていました。
本当に有難いことで、感謝の気持ちでいっぱいです。
必ず成功させよう!という気持ちに皆さんが向かって取り組まれている姿勢を見て、来年もまた頑張ろうと強く思うことが出来ましたし、この文化を絶やしてはいけない!と改めて思うことが出来ました。
皆さん本当にありがとうございました!

この記事は最終更新日から1年以上経過しています。
記事の内容やリンク先については現在と状況が異なる場合がありますのでご注意ください。

一覧へ